ライトタッチレーザーによる歯石除去

歯石は歯垢(細菌)が唾液中のカルシウムで固まったものです。
歯石のついた歯
すでに死んだ細菌なのですぐに悪さをするものではないのですがゴツゴツ、ザラザラとしていてその表面にさら細菌が付きやすい事、死んだ細菌でも毒素が外に出てくると歯肉を腫らしたり、骨を溶かしてしまうので取り除かなければならないのです。
今まではこれをスケーラーという器具を使ってカリカリとかきとる事で除去していました。手で行うスケーラーや超音波振動してとるスケーラーがあります。
歯石のついた歯
いずれも直接歯にその器具を当てないと取れませんでした。しかもそれ自体には全く殺菌効果はありません。
ところがライトタッチレーザーはその歯石をかきとるのではなくてレーザーは黒い部分にエネルギーが集中するという性質を利用して歯を傷つけずに歯石のみをボロボロと破壊してしまうのです。
歯石をとった面
しかもレーザープラズマ効果で歯石をとった面は殺菌もされます。
実際の治療ではライトタッチレーザーを照射した後サンテレック社製の超音波スケーラーを用いてパーフェクトぺリオを流しながら残った歯石や細菌バイオフィルムを取り除き根の面を滑沢に仕上げて終了です。
ライトタッチレーザーですべての歯石が落とせるわけではありませんがレーザーが当たった部分は歯石が変質して落ちやすくなっています。

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