第八章:24時間営業フィットネスジムが成り立つのであれば、、、

24時間営業フィットネスジムが成り立つのであれば逆にこのようなシステムでコンビニ・ファーストフード店・ファミレスが24時間できるのではないか?
ジム
さてなぜ24時間営業のフィットネスジムが成り立つのかは経営的に成功するか否かは別として貴兄にもご理解いただけたかと思う。

コンビニ・ファーストフード店・ファミレスも深夜帯に人を使わないですむようなシステムに

それであれば深夜帯の利用者が減少しているとはいえフィットネスよりも重要があると思われるコンビニ・ファーストフード店・ファミレスも深夜帯に人を使わないですむようなシステムにすれば利用者・経営者側双方にメリットがあるのではないだろうか?
そこで思い出されるのが「懐かし自販機」である。まだコンビニ・ファーストフード店・ファミレスというものが日本に入ってくる前、或いはそのような店舗が24時間営業を始める前は日本の各地にあった。
「懐かし自販機」とは何年か前から密かなブームになっている昭和の時代に作られた。麺類・ハンバーガー・ホットサンド等をその場で調理して提供する自販機だ。
その時代の事だからハイテクなものではなくあらかじめある程度調理された物を自販機に仕込んでおいて麺だったら湯がいた後に汁をかける、ハンバーガーやホットサンドを機械の中でレンジや加熱したコテで温めたものが出てくるというようなアナログに機械だった。
自分が中学生くらいの頃にはよくみかけて幹線道路のロードサイドなどのプレハブ小屋の中に清涼飲料水の自販機と共に並んでいたりした。
確かそれでうどんかそばを食べた記憶がある。友達と自転車で伊勢崎の華蔵寺公園に行った帰りにそのような自販機で麺類を食べたのだ。
正直いってこの自販機から食べ物が出てくるようには色んな意味で思えなかったので恐る恐るお金を入れてボタンを押してみると25秒程度でチンと言ってプラスチック製に容器に入った麺物が出てきた。
その時に無性に腹が減っていたのでがっついて食べた記憶がある。
やがてそのような自販機をおいた小屋も全国各地にコンビニ・ファーストフード店・ファミレスがくまなく出来て24時間営業を始めるとみかけることが少なくなっていった。
やはりこのような所を利用していたのは主に深夜に長距離を移動するトラッカーたちがほっと一休みしたり食事をとるために立ち寄ったのだろう。しかし彼らも種類が豊富に選べる24時間営業のコンビニ等に移っていたのだろう。
そのためこのような自販機の需要がなくなったために自販機を作っていた会社がなくなったり、機械の生産を終了してしまい部品もない状態になっており絶滅危惧種か天然記念物のような存在になっているために密かなブームとなっていようなのだ。
幸い群馬は車社会でそのような自販機の設置が元々多かったためか比較的まだ動く機械が残っているようである。
TV番組でもたまに取り上げられているようで家の近くだと以前は富田町にあった。そこには自分も3回ほどたずねてソバやハンバーガーを食べた事があった。しかし今撤去されてそこは太陽光発電の施設になっている。
しかし24時間営業のコンビニ・ファーストフード店・ファミレスがなくなる予兆が見られる今こそこのような今こそ自販機が逆に求められているのではないだろうか?
もちろん以前の自販機を使うのでなく今の技術ならもう少し作りたてのような感じをだせるのではないか?
実際に某有名ハンバーガーチェーン店では北米やヨーロッパの店舗では無人オーダー機を導入している。お客がタッチパネルのモニターでハンバーガーやサイドメニューなどを選び、支払いはクレジットカードで行い料理の受け渡しだけをスタッフが行うという。
日本では実験的に都内のある店舗に3台導入していて支払いは未成年でも購入できるようにクレジットカードではなく電子マネーの楽天Edy、WAON、iDのみの対応となっている。
つまりまだ調理や受け渡しは人が行っているわけで半自動化といえる。

スーパーの無人レジ

このような無人レジはスーパーでも出てきている。お客が買った商品のバーコードをセンサーにかざすと合計金額がでてクレジットカードか現金で払う。無人のガソリンスタンドもそうだ。
また大手コンビニのある1社は無人レジの導入を考えているらしい。 1つめは、「レジロボ」という機械。2つめは、顧客のスマートフォンアプリで商品のバーコードを読み取る「スマホ決済」、3つめは、商品に貼り付けたICタグと店舗の出口に設置してICタグを読み取るゲートを用いた「ゲート決済」だ。
レジロボは大阪にある実験店で、2017年2月に現場検証を実施済みらしい。お客が専用のかごに商品を入れてレジロボの所定の位置にかごを置くと、レジロボが商品についているICタグを読み取って合計金額を計算して店員を介さず、会計を済ませる。しかもレジロボは購入した商品をレジ袋に入れてくれるそうだ。

白いロボットが受付

そういえば先日ある回転寿司やに入ったらTVCMで良くみかける白いロボットが受付をしていてお腹にあるタッチパネル式スクリーンに「人数やテーブル席」・「カウンター席」・「どちらでもいい」と打ち込むと席の番号が紙にプリントされて出てくるようなシステムになっていた。しかもその都度しゃべってくれるのでこのような機械に疎い人でも扱いやすいのではないかと思った。
このロボットを単なる客寄せパンダとしてではなく上手に利用していると思った。たださらに調べてみると機械がこの1台だけなのでお客が増えてくるとうまく機能しないこともあるようだ。
先ほど話しにあがった某有名ハンバーガーチェーンはアメリカ アリゾナ州フェニックスに従業員が全てロボットのロボット店舗をオープンするそうだ。まったく人がいないわけでなくはロボットの動作、店の清掃状態、食料品のストックなどの確認する他、集金する少人数の人間を配置するらしい。

ロボット化を考えた理由

ロボット化を考えた理由としては従業員の賃上げ要求、店員のミスによる非衛生さ、研修費用、怠慢さ、最近の異物混入事件、など人為的な原因による損失が大きいためにロボット化することでこれらを一挙に解決できると考えたそうだ。
しかしこの情報は2015年の時点のものでそのごその店舗が実際に開業したか、また成功しているのかはわからない。特にその後の情報がないので開業しなかったか開業してもその後閉店したのかもしれない。
また回転寿司の話題に戻るが1皿100円が主流の回転寿司チェーンでは、ネタは、セントラルキッチンと呼ばれる調理施設で一括してさばくなどの調理加工がなされ、冷凍されて各店舗に送られることが多いのだ。それをロボットが握ったシャリにネタを乗せていくだけなのだ。
すでにここまで自動化されているのだ。因みにお店によってはカウンター席に座ると「寿司職人風」の人が目の前でおひつから酢飯をとってシャリを握っているように見えるが実はあれもおひつ自体が寿司ロボットになっていてたぶん手をかざすとセンサーが反応してすでに良い塩梅に握られたシャリがエレベーターのようにあがって来るのである。
ようするにパフォーマンスである。しかしそのような店舗ではネタはその場で切っているように見えるがどうなんだろうか。
さらに自動化が進んでいる店舗では注文はタッチパネルで自分の食べたい物が回っていない場合でも紙に書き込んだり店員に口頭で言わなくても注文ができるので女性の場合はこのようなシステムのほうが頼みやすいし間違いも少ないだろう。
また会計も店員が来て皿の色と数をカウントして金額をだすのではなく単に食べたお皿を席にある受け取り口のような物に入れるだけで自動的にカウントされてしかも皿の洗浄も行っているらしい。

回転寿司店が一番自動化が進んでいる

こう考えてみると外食産業の中でも回転寿司店が一番自動化が進んでいるといえるだろう。
回転寿司も含めたファーストフード店やコンビニは今後さらなる技術革新や消費者側がロボット化や無人化に心理的に馴れてくれば近い将来実現するかもしれない
回転寿司もほとんどの店舗で寿司以外のメニュー、例えば魚を使ってない麺類や丼物、デザートやカフェで出されるような飲み物まで提供されるようになっており元々回転寿司はファミレスのような位置づけだったかもしないがそれまでの「いわゆるファミレス」とかつては棲み分けが出来ていたと思うのだが今や「いわゆるファミレス」の領域を侵しつつあるのではないだろうか?
そうすると「いわゆるファミレス」も自動化という事を考えるようになればそれが良いかどうかは別として少人数の店員で運営可能となり再び24時間営業も可能になるのではないだろうか。そしてセキュリティー対策は24時間営業のフィットネスジムのように警備会社に任せればよいのではないだろうか?
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