歯周病治療に取り組むいそ歯科医院
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チョッとオタクな歯周病の話

歯周病の原因って何だろう?(歯肉炎の場合)

歯周病の原因はなんだろう?

ここまで読んで頂いているあなたは歯周病の原因は歯の周りについたプラーク(細菌)だというこがお解かりかもしれませんね。
ではその根拠となった話をしていきたいと思います。
まずは歯周病の初期の段階である歯肉炎の原因を調べた研究です。

それは1965年にLoe et alが発表した論文で
「歯学部の学生を対象に何日も歯磨きをさせないでおくとプラークが歯の周りにたまって行くと歯肉炎が起こり、そのプラークを機械的に除去していくと歯肉炎が収まっていくとということが実験により観察された」

という報告がなされました。

このためプラークが歯肉炎の原因ではないかということが判ってきたのです。

これ以降、抗生剤の全身投与やクロルヘキシジンなどの局所投与により歯肉炎がコントロールできることが判り、プラーク中の細菌が歯肉炎の細菌であるという考えが一般化していきました。

定期検診(メインテナンス)はどのくらいの間隔で受ければよいのか?

さて前回のお話ではメンテナンスは非常に歯を守るのに効果がるかは判っていただけたかと思うのですが、ではどのくらいの間隔で来院されるのが適切なのかとういうお話をします。

群馬県前橋の歯科「いそ歯科医院」では歯周病治療が終わり審美歯科やインプラントの治療も終わった方には今後歯を失わない為にメインテナンスを受けて頂いております。

そしてその間隔としては1~3ヶ月毎に来ていただいております。人により1ヶ月間隔の方、2ヶ月間隔の方、3ヶ月間隔の方がいらっしゃるわけです。

なぜ3ヶ月が最長に間隔かと言いますとそれはアメリカの学者さんとスウェーデンの学者さんの研究結果から導き出されます。

まずアメリカのRamfjordという学者さんが1968年と1975年に発表した研究では

歯周病の治療に採用した治療法にかかわらず、3ヶ月という間隔でクリーニングを行なった患者さんでは多少に歯肉の腫れや歯石が付いていても歯を支える骨の吸収や歯肉の退縮をほとんど起こさなかったという結果がでました。

またスウェーデンのLindeという学者さんが1975年1976年に発表した研究では2週間という間隔でクリーニングをしていくことにより非常に高いレベルで健康を維持できることがわかりました。

これらの結果から現実的なクリーニングの間隔が導きだされます。Ramfjordの研究結果から判ることは3ヶ月を過ぎてしまうと逆に骨の吸収や歯肉の退縮が起きてくるということなのです。

またLindeのいうような2週間毎のクリーニングが理想かもしれませんが日本に在住に普通の方には不可能なことでしょう。

ですから今の日本では現実的には3ヶ月間隔を最長として患者さんのお口の状態に合わせて1~3ヶ月の間隔の間で決めていけばいいと考えております。

もちろん一人の方でもその時により歯石、バイオフィルムの付着状態が違うことがありますからその時のお口の状態により変動させることも必要なのです。

したがっていそ歯科医院では歯周病治療が終わり、かぶせ物の治療も終わったらまず1ヶ月後に来ていただいてまずその時に歯石やバイオフィルムの付着状態を調べそれの結果によりひとまずどのくらい間隔で来ていただくかを決めております。

なぜ歯周病の治療後には定期検診(メンテナンス)が必要なのか?

群馬県前橋の歯科「いそ歯科医院」では歯周病治療が終わり審美歯科やインプラントの治療も終わった方には今後、歯を失わない為にクリーニングを受けて頂いております。

でも患者さまの中には「歯肉からの出血のなくなったし、治ったから通わなくてもいいですよね」と言われることもあります。

ではなぜクリーニングを受ける必要があるのでしょうか?

その根拠として次のような研究があり、それに基づいて当院では患者さまにクリーニングを受けて頂いております。

メンテナンスに関してはBeckerという歯周病の学者さんが1979年~1984年にかけて発表した大変重要な3つの研究があります。
それを簡単にお話しますと歯周病の方を10年間に追跡した結果。歯を失う本数に違いがでることわかったのです。
患者さんを3つのグループに分けます。

  1. 歯周病であるが歯周病治療をまったく受けなかったグループ。
  2. 歯周病の治療は行なったがその後のクリーニングは受けなかったグループ。
  3. 歯周病の治療は行なったがその後のクリーニングも受けたグループ。

それぞれのグループでの歯の10年間での歯を失った本数は
グループ1.が平均3.6本、グループ2.が2.2本、グループ3.が1.1本
の歯を失う結果となりました。

この研究により歯周病なのに何もしなければ3.6本もの歯を失い、治療をしてもクリーニングを受けなければ2.2本の歯を失い、治療をしてかつクリーニングを受け続ければ1.1本の歯を失うだけですむことがわかったのです。

つまり適切な歯周病治療を受けて、その後も定期的なクリーニングに通えば何もしない人に比べて歯を失う本数を1/3に少なくできるということです。

このようにメンテナンスは非常に歯を守るのに効果がるあることが判っているのです。

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