900人以上の男性を対象にした調査によると、緑茶を多く飲んだほうが歯周病のサインを示しにくいとの結果が出た。

健康的で美しい笑顔は美容歯科学によってのみ作られるものではなく、歯の健康と賢い栄養の選択によるものである。

近年、緑茶の減量や心臓病・がんなどに対する効果が、さまざまな調査を通じて証明されてきた。2009年3月に発表された新たな調査は、緑茶の消費量と歯周病の発生率との関係を示唆している。

この調査は「Journal of Periodontology(歯周病学)」に発表されたもので、49歳から59歳までの940人の男性の緑茶飲用習慣が比較された。習慣的に緑茶を飲むグループは緑茶を飲まないグループに比べ健康的な歯を持っていることがわかった。歯の健康の比較は、歯周病と関連があるといわれる次の3つの観点から行われた:歯ぐきからの出血、歯周ポケットの深さ、歯肉組織の留め具の欠落である。研究者は緑茶の消費量と前述の3点の減少率との間に相関関係を見出した。

研究者は、この関係性は緑茶のカテキン成分の存在に起因すると信じている。カテキン成分とは、体内の炎症を抑えることが知られている抗酸化物質である。歯周病は、歯ぐきやそれを支える骨の劣化を引き起こす、歯ぐきの継続的な炎症を特徴とする状態である。この炎症を軽減することで、緑茶のカテキン成分が健康的な歯と歯ぐきを作るのかもしれない。

研究結果としては発表されていないが、緑茶には他にも歯のためになることがある。緑茶のポリフェノール成分は、歯垢が歯のエナメル層に付着するのを抑止し、虫歯の発生を抑える。また、口内のバクテリア発生も妨げ、口臭を防ぐ。フッ化物を含む緑茶は歯を強くするのに役立つ。

The American Academy of Periodontology(アメリカ歯周病学会)は、健康な歯ぐきを保つことは健康な体をたもつために非常に重要であることを多くの研究が示唆していると保証した。「口内は体全体の状態を映し出す鏡なのだ」と、美容歯科学と歯周美容外科の分野のリーダーであるファルヌーシュ博士は言い、「緑茶は習慣的な歯磨きや歯のケアに替わるものではないが、歯周の健康を促進するための補助となるだろう」と付け加えた。