PRFとはまず患者さま自身の血液を使って血液中の骨を成長させる成分を高濃度に抽出します。

これによりできたゲル状の物をさらに人工骨等に混ぜて骨がない、あるいは少ない部分に骨をつくる方法です。

※PRFとはPlatelet-rich fibrinの略で和訳すると多血小板フィブリンの事。

PRFによる骨造成の技術と器材を導入

なぜのこの技術を導入したかといいますと当院でも歯周病治療の後に歯が無くなった部分を補う方法の一つとしてインプランを用いる事も多いのですが元々が少ない部分にインプラントを植えなければならないのには苦慮していました。

PRFによる骨造成の技術と器材を導入

骨を増やすにはご自身の体のどこからか骨を取って来て移植するのがゴールデンスタンダードな方法ですがお口の中の他の部分からとって来るの量が限られてしまいます。

大量に取るには腰骨から取って来るしか方法がありませんがこれは全身麻酔での手術になり一般歯科ではできません。入院が必要です腰の傷が治るまで車イスです。(当院でも1名だけ行わせて頂いた方がおられます)

またアメリカの一般開業医で良く行われているのはご遺体から取ってきた骨から感染物質や抗原が除去する様々な処理が行われた骨(製品として売られています)や、やはり同じような処理をした牛の骨(これも製品化しています)を使用する事が多いようです。

※HIVやその他の感染症にかかる率は天文学的な数値で非常に低いです。

手軽でいいのですが日本人とアメリカ人との死生観や宗教観が違うせいか日本人はこの方法は受け入れがたい方が多いようです。

美容外科等でも使われているPRP(多血小板血漿)により骨造成が行える方法がある事を知ってはいましたがその効果に疑問があり、また操作手順が煩雑なため導入を見送っていました。

ところが近年このPRPより進歩した第二世代の濃縮血小板の方法が開発されました。

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これはご自身の血液を遠心分離して固まらせた物を使うだけなので他人や他の生物の骨や体液等を使う事はありません。

当院ではこれにβ-TCPといった化学合成された生体由来でない物を混ぜて使っています。

インプラントのためだけでなく歯周病で少なくなった骨の再生にも使っていくつもりです。