歯周病治療に取り組むいそ歯科医院
ブログ
  • HOME »
  • お役立ち情報

お役立ち情報

地図状舌ってなに?

地図状舌という病気を聞いた事はありますか?

若い女性

地図状舌とは、名前の通り、舌の表面が地図のようにところどころ模様が出来る病気です。

若い女性に多く見られますが、幼児でも約15%ほど見られます。

地図状舌になった人は、舌にまだらに模様ができているため、人に見られるのが嫌だったりした体験がある方もいるのではないでしょうか?では、地図状舌はどのような原因で発症するのでしょうか。

<原因>

原因はよくわかってはいません。

ストレスや栄養障害やビタミンBの欠乏、遺伝、体質異常などと言われていますが、定かではありません。喘息や気管支炎などとも関連性があるといわれています。 

<症状>

舌の表面の一部分に円形・楕円形の中央が赤色で周りが白色の淡紅色斑ができます。

それがだんだん大きく広がる事で、他の斑と融合し、さらに広がり結果的に地図のような模様になります。

これらは、日によって形態や位置が変化し広がりを変えるのが特徴です。

自覚症状はほとんどありませんが、まれにしみる、ぴりぴり違和感があるという方もいます。

溝状舌と合併することもあります。

※  溝状舌(こうじょうぜつ):舌の表面に多数の溝がある状態のこと

Wikipediaより

治療法としては有効なものは確立されていません。また、自然に治ることはないとされています。

そのため、痛みがない場合は経過をみるようにしましょう。そして、しっかりバランスの取れた食事、ストレスのない生活をするように心がけましょう。

心配な方や、痛みや違和感を伴う方は歯科医院でみてもらうようにしましょう。食べ物が刺激となる場合は口腔内用のステロイドの軟膏などを使います。また、口腔内を清潔に保つ事で症状が良くなることも多くあります。

歯牙腫(しがしゅ)ってなに?

みなさん歯牙腫という病気を聞いたことはありますか?

歯牙腫とは歯の芽となる部分(歯胚)の形成異常からできる組織形態の異常です。腫瘍の中に歯の組織を含んでいるのが特徴です。

歯牙種には二種類あります。

・複雑性歯牙腫

歯牙硬組織が不規則に配列し、形成された塊状物からなる。

10~20歳代に多い。 

・集合性歯牙腫

多数の小さな歯牙様構造物の集合からなる。

上顎の前歯(切歯)、糸切り歯(犬歯)部分にできやすい。

Wikipediaより

2014年7月、びっくりするようなニュースが報道されました。

インドに住む17歳の少年の口から232本の歯が摘出されたといいます。

少年は複雑性歯牙腫が原因で、232本の小さな歯の組織が口の中にありました。

手術中少年の顎の中から小さいものから大きいものまで次々と歯のような組織が摘出されたそうです。

手術は6時間におよびました。手術をしている医師も大変な手術ですが、少年も6時間も口を開き続けたのですからとても大変だったでしょうね。

少年は手術をする1ヶ月前から顎が痛み腫れ始めて、異常に気付いたとのことです。

少年の場合歯のような組織は、少年の右下の顎の骨の中に形成され外からは見えなかったとのことです。

腫瘍自体も顎の奥にあり、顔が変形したりしなかった為気付くことがないまま歯の組織が増殖してしまい、このようなことになってしまったそうです。

満々

このようなケースはまれですが、歯牙腫は症状がないため歯医者などで撮影したレントゲン写真などで偶然発見されることが多いようです。

腫瘍自体はゆっくり発育しますが、大きくなると少年のように痛みが出たり、顎の形が変形したり歯の位置がずれたりします。

もし何か異常がでたら歯科医院を受診するようにしましょう。

歯の着色の原因はなんだろう?

みなさんの中には最近歯の着色が気になるという人はいませんか?

歯科医院にも「着色が気になるから除去してください!」といって来院される患者さんも少なくはありません。

では、歯の着色はとのような原因でつくのでしょうか?また自宅での予防はできないのでしょうか?

歯の着色の原因

着色の原因

着色の主な原因となるのがCMなどでよく聞く”ステイン”の沈着です。ステインとはわかりやすく言うと歯についたシミのことです。

みなさんは毎日歯磨きをしていると思いますが、磨き残しがあったりして汚れが歯にこびりついてしまったものがステインです。

では着色にはどのようなものがあるのでしょうか。

1.タバコによる着色

一般的によく知られているのがタバコのヤニによって歯に着色してしまうことです。タバコのヤニはねっとりとしていて歯にこびりつきやすい特徴があります。歯だけではなく、内臓や喉にこびりついて長期間とどまることで有害物質を出し続けているのです。

また、歯ぐきにもダメージを与えます。タバコを長期間吸っている人の中には歯ぐきが黒ずんでいる人も多くいます。

これは、ビタミンCが破壊され、メラニン色素がうまく排出できていないため起こります。 

タバコのヤニは強力なステインで落とすのが難しいのが現状です。その他にもタバコは歯周病の原因にもなりますので、喫煙者の方は注意が必要です。 

1.飲み物での着色

コーヒーや赤ワイン、紅茶、お茶などの茶渋に含まれる色素が歯の表面に沈着して着色することもあります。 

3.薬での着色

お口の中を消毒するイソジンなどの濃い色のついたお薬でも着色することがあります。もし気になるようでしたら購入の際に医師や薬剤師さんに相談してみるといいかもしれません。歯の汚れが色素沈着してステインになってしまうともう歯磨きでは除去することが難しくなります。 

ではステインをなくするにはどうしたらいいのでしょうか。

1.歯磨きを行う

基本的には普段から行っている歯磨きをきちんと行うことが重要です。歯磨き粉にもステイン予防の効果があるものも売られていますので使ってみるのもいいかもしれません。

2.食後に口をすすぐ

コーヒーや赤ワインなど多くの食品がステインの原因となります。そのようなものを食べたり、飲んだりした後は口をすすぐようにしましょう。

お口の中を水で洗い流すことでステインが吸着するのを予防します。 

3.歯を傷つけないようにする

歯磨きのときに力を入れて強く磨いてしまうと、歯の表面に傷がつき、その傷の凸凹部分にステインが付着しやすくなります。

このほかにも、喫煙者の方は禁煙するのがもっとも良い方法になります。着色が一度ついてしまうと自力ではなかなか落とすことができません。

気になるようでしたら近くの歯科医院で磨いてもらったり、ホワイトニングを行うのをオススメします。

入れ歯の役割

みなさんの中には歯を失ってしまって入れ歯をいれている方も多いと思います。

しかし、入れ歯を作ったけど面倒だから外している。他の歯で噛めるから入れ歯を入れなくても大丈夫!と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

入れ歯の役割は食事の時に噛む為だけのものなのでしょうか。 

入れ歯の役割についてお話したいと思います。

入れ歯には食べ物を噛むこと以外にもたくさんの役割があります。

1、栄養摂取

これはみなさんがご存知のように、お口から食べ物を食べてしっかり噛んで栄養をとることです。歯がなければしっかり噛むことができません。 

2、脳への刺激

よく噛むことで脳への刺激となり、学習や記憶などの働きにも影響を与えているといわれています。また、噛むことで脳の血流がよくなるともいわれています。 

3、他の残った歯を助ける

歯を失ったまま入れ歯などを入れないと、他の歯が失った歯を補おうとする為、他の歯が痛くなったり、ダメージを受けたりします。また、歯を失ったまま放置すると残った歯が少しずつですが移動して歯が斜めになってしまったりします。 

4、言葉をはっきり発音できる

入れ歯を入れることではっきり発音できるようになります。 

5、顔貌の変化

総義歯を使っている患者さんで比較すると、入れ歯を外した時と入れた時とでは表情がとても健康的になります。入れ歯を入れたら若返るということもよくある話です。 

6、姿勢の安定

入れ歯を入れていないと食いしばることができないため姿勢が安定しなかったり、転倒するリスクが増えたりします。 

7、唾液の分泌を促す

よく噛むことで唾液の分泌を促し、お口の中の自浄作用にもつながります。

入れ歯の手入れ

このように、入れ歯はその人の生活の一部として、重要な役割をしているといってよいでしょう。

入れ歯はメインテナンスも大切です。使っているうちに痛みが出てきたり、歯石がついてしまったりすることもあるので、歯科医院で定期的に入れ歯の調整をするようにしましょう。

また、お家でも入れ歯専用の義歯ブラシなどで磨き、入れ歯用洗浄剤などを使って、キレイに保つようにしましょう。

正しい歯のお手入れについて

2008年に放送されたテレビ朝日のたけしの本当は怖い過程の医学で間違った歯磨きで知覚過敏などになる可能性があるという身近なテーマが放送されました。

ではいったい正しい歯磨きとはどのように行うのでしょうか?また正しい歯磨きをしないとどうなってしまうのでしょうか? 

正しい歯磨き

みなさん歯磨きは毎食後行っていると思いますが、歯磨きのしすぎは正しい歯磨きとは言えません。

例)

  • 歯をキレイにしたい
  • 虫歯を作りたくないと思うあまり、何かを食べるたびに歯磨き。
  • 歯を白くしたいからといってお茶やコーヒーなど着色しそうな飲み物を飲んでは歯が白くなるという歯磨き剤で歯磨き。
  • 歯ブラシが1~2週間でだめになってしまう。

このような歯磨きの仕方をしている方はいないでしょうか。お口の中をきれいにするということはとても良いことなのですが、このようにやりすぎることは良くありません。例にあげたような歯磨きを続けると、知覚過敏歯髄炎になってしまいます。

歯髄炎→ウィキペディアの説明

歯を白くする歯磨き剤には研磨剤が入っています。

そのため、強い力で何度も歯磨きを続けていくと、歯ぐきが傷ついたり、同じところに何度も歯ブラシの先が当たるとその部分の歯ぐきが下がったりします。

そのため、歯の根っこの象牙質がでてきて知覚過敏の症状が出たり、歯茎に炎症が起こり歯髄炎になったりします。

では正しい歯磨きをするにはどうしたらよいのでしょうか? 

1.歯ブラシの硬さ

  • 歯肉炎や歯周病の方は柔らかめ
  • 歯の汚れや、タバコのヤニなどを落としてスッキリしたい方は硬め
  • 通常の歯磨きは普通の硬さ

2.歯ブラシの持ち方

歯ブラシは鉛筆を持つような持ち方で、軽くもって下さい。
ただ歯ブラシを握った状態の持ち方で歯磨きを行うと、力が入ってしまいます。
歯の汚れは力強く磨いたからといって落ちるわけではありません。軽いタッチで一本一本細かく磨くようにしましょう。

3.歯磨き剤の量

歯磨き剤は大量につかわなくても、少量で効果があります。歯ブラシの3分の1程度で大丈夫です。

また、歯磨き剤には虫歯の進行を抑制する作用のあるフッ素が配合されたものもあります。そのため、口をゆすぐ時は効果を得るために1.2回ゆすぐ程度でいいでしょう。

みなさんは正しい歯磨きできていましたか?

うがいの効果ってあるの?

風邪やインフルエンザの予防に手洗い・うがいをしようといいますが、実際うがいの効果はあるのでしょうか。ただ水でうがいをしただけでも、約4割風邪を防ぐことができるという研究の結果があるようです。 

また、うがいをすることは風邪などの予防効果だけではありません。

食後にうがいをして水を吐き出すと、食べかすがたくさんでてきます。透明なコップなどで見てみると分かりやすいかもしれませんね。こんなに食べかすが残っているの?とびっくりするかもしれません。

このようにお口の中や、喉の咽頭部を清潔にし、潤いを与える効果もあります。 食後のうがいが一般的ですが、ご飯を食べる前のうがいにも効果があります。食前のうがいはお口の準備体操となり、味覚の向上や食欲増進につながります。

うがいの効果

では、正しいうがいのやり方を説明したいと思います。

1、口をすすぐ

いきなり上を向いてうがいをしてはいけません。まずは口の中をブクブクすすいで吐き出しましょう。最初からガラガラうがいをしがちですが、それは間違いです。最初にガラガラうがいをしてしまうとお口の中の細菌が喉のほうに運ばれてしまいます。 

2、ガラガラうがい

お口をすすいだら次はガラガラうがいです。喉の奥を意識するような感覚で10秒ほどうがいをしましょう。「あ~」や「お~」など声をだしながらうがいをするのもいいようです。 

◎重曹でのうがい

みなさん重曹水でのうがいって聞いたことありますか?

最近では、重曹水をつかってうがいをすると虫歯予防になるといわれているようです。虫歯ができる原因は、虫歯菌が食べかすなどに含まれる糖分から作り出される酸です。重曹は弱アルカリ性なので、虫歯の原因となる酸を中和する働きがあります。

また、重曹には、歯の黒ずみなどを白くするホワイトニングにも効果があるようです。

重曹水でうがいをする場合は食用や薬用のものを使用するようにしましょう。 

その他にもいろいろなうがいがあります。

塩水でうがい

コップ1杯に塩を一つまみほど入れてうがいをします。喉の痛みなどがあるとき、喉の痛みを和らげます。 

緑茶でうがい

緑茶に含まれるカテキンには殺菌作用があります。 

これらの他にもごま油を使ったうがいや、市販のうがい薬を使ったうがいなどがあります。正しいうがいをして健康な体をつくりましょう。

口角炎の原因は?

皆さんの中には、口の両端が切れて口を開けるときなど痛みを感じたことのある方も多くいるのではないでしょうか?

これを“口角炎”といいます。

口角炎は亀裂だけでなく、患部が腫れたり、出血後かさぶたなどを生じる皮膚の疾患です。

口角炎の特徴は口を開いた時に強い痛みの症状があり、口を大きく開けることが困難になります。口を開くことで裂けている部分が広がり強い痛みがでてくることもあります。

【口角炎の原因】

・カンジダなどの真菌

カンジダは不完全菌に属する酵母の代表的なものであり、もともと口腔内やその他の体表に存在している菌、いわゆる常在菌で、健康な人体は免疫により過度の増殖を防いでいるが、体調の悪化などで免疫力が落ちると繁殖して日和見感染を起こすことがある。

出典 口角炎 – Wikipedia

・ビタミンの不足

ビタミンB2、B6、B12、A、ナイアシンなどの不足。その中でも特にビタミンB2の欠乏で口角炎になることが多いといわれています。ビタミンB2は、 レバー、うなぎ、納豆、玉子等に多く含まれます。

ビタミン

・よだれ

乳幼児や子供の場合、だ液の分泌が多い為、よだれによって感染することが原因の場合があります。 

・体の抵抗力の低下

別の病気にかかっていて、全身の体力が低下している時や、抵抗力が弱っている場合口角炎になりやすくなります。
糖尿病、貧血、ステロイド剤の長期使用などが原因となることもあります。
口角炎は、口唇ヘルペスや、口唇炎と間違われやすいですが、これらは治療法が異なります。

【口角炎の治療】

口角炎になると、口角部分の皮膚が横に裂けるように広がります。

そのため口を開くたびに痛みがでて症状が長期間続くと食事をしたりするのも億劫に感じる人もいます。

口角炎になっても、数日後にはかさぶたができてきますが、このかさぶたは薄くて簡単に剥がすことができます。かさぶたを剥がしても炎症症状はなくならないので、出来る限りかさぶたには触らず回復を待ちましょう。

口角炎で痛みを伴い病院などを受診した場合は、抗真菌薬の処方と一緒に、ビタミン剤などのお薬を処方するケースが大半です。

口角の裂け目が広い場合などは軟膏が処方されることもあります。病院を受診する場合は、口腔外科、皮膚科、耳鼻科などを受診しましょう。 

口角炎の症状は3日程度で軽くなり、回復に向かいます。

長くても1週間ほどで症状は改善してきますので、その間は薬を塗りビタミン豊富な食事をするようにして回復を待ちましょう。

赤ちゃんの歯磨き

赤ちゃんでも歯が生えていれば虫歯になる可能性があります。

自分で歯磨きをすることができない赤ちゃん。ではどんな歯ブラシがあるのでしょうか。また、どのように磨けばよいのでしょうか。

赤ちゃんの歯の本数

*  歯の生え方には個人差があります。6ヵ月程度前後することはありますが、心配いりません。

赤ちゃんの歯が生え始めてきたら、最初は歯ブラシを使わずにガーゼや綿棒などで歯の表面の汚れを落としてあげます。

慣れてきたら赤ちゃん用の歯ブラシで磨くようにします。

最初のうちは、お口の中に歯ブラシが入るのを嫌がります。そのため、お口の中に入れることから始めましょう。

歯磨きトレーニング用の歯ブラシを使って慣れさせるのもその後の歯磨き習慣に役に立ちます。

この歯磨きは医療用のゴムでできていて、大人用の歯ブラシのように細くて喉に刺さらないように途中に大きな輪が作ってあり、一定の長さ以上は口に入らないようになっています。

また、この歯ブラシは噛んでいるだけで虫歯予防になります。

おもちゃ感覚、おしゃぶり感覚であたえてみて歯ブラシに慣れさせるのもいいでしょう。

お口の中に入れることに慣れてきたら力を入れずに磨いてみましょう。

きれいにしようと思ってゴシゴシ磨いてしまうと赤ちゃんが痛がります。優しく磨いてあげましょう。

赤ちゃんの歯磨き

生後3ヶ月から1歳くらいの間はトレーニング用の歯ブラシを使って歯磨きに慣れさせるようにしましょう。歯が生え始めてきたら先端がブラシ状になった歯磨きを使って見ましょう。この歯ブラシも、先端がゴムのブラシになっていたり、喉に刺さらないように輪がついているトレーニング用歯ブラシと同じようなものも売られています。

そのほうが、親からすると安全なので目を少し離しても安心ですね。 

1歳半ぐらいになると大部分の歯が生えそろってきます。このころになると、通常の子供用歯ブラシを使っても良いでしょう。しかし、形が大人用とほぼ同じなので、使用している時は注意しましょう。子供が遊びながら歯磨きをしていて転んだりすると喉や口に歯ブラシが刺さってしまったり、大事故に繋がります。 

お母さんが歯磨きをしてあげる時はお口の中が良く見える姿勢で行うようにしましょう。

また、赤ちゃんの歯はとても小さいので、歯ブラシの先端を使い細かく磨いてあげましょう。

赤ちゃんが虫歯にならないためにも正しい歯磨きをしてあげましょう。

歯牙再植ってなに?

歯牙再植とは、事故などで歯が抜けてしまったり、治療をしても上手く治らない歯をわざと抜いて、再び元の場所に戻すことです。

入れ歯やインプラントとは異なり、自分の歯ですから体に対してなじみがよいので条件が合えばとてもいい方法です。

では、例えばどのようなとき歯牙再植を行うのか具体的にお話します。

歯が抜けてしまった

転んだり、ぶつけたりして歯が抜けてしまった場合

転んだりして歯が抜けてしまったらもちろん痛みはありますが、歯が抜けたことにびっくりしますよね。

しかし、歯が抜けてしまってもその歯を捨てたりしないで下さい。歯を元の位置に戻せる可能性があります。 

歯を戻すためには、歯の根っこの周りにある歯根膜が残っていること、汚染されていないこと、傷ついていないことが重要です。

歯根膜が細菌感染していたり、傷づいていたりすると歯牙再植の成功率は低下します。

そのため、歯が抜けてしまった時に汚れていても水で洗ったり、汚いからといってテッィシュで拭いたり、乾燥させたりしないでください。

 

どのように保存するか

保存の方法は、保存液などがあればその中に入れて乾燥しないようにします。

保存液が無い場合などは、牛乳に入れて保存する、自分のお口の中に入れておく、などして歯根膜は変性させないようにします。

そして、すみやかに病院へ行くようにしましょう。

歯が抜けた状態で時間が経ってしまうと、その分歯根膜の状態が悪くなり、歯牙再植の成功率は低下します。 

抜けてしまった歯は、歯を元の位置に戻し、隣の歯とワイヤーやレジンなどで固定します。

数週間固定することで抜けた歯が元の位置に戻り、再び歯の機能を取り戻すことが可能となる場合があります。

しかし、成功の確率は100%とは言えません。

歯牙再植を行った術後にトラブルが起きることもあります。

再植した数年後に骨と癒着を起こしてしまったり、傷のついた歯根膜から歯が溶けて虫歯になってしまったりすることがあります。

怪我をしないことが一番ですがもし、このようなことが起こった時のために、覚えておいて下さい。

歯ぐきをマッサージして健康に!!

みんなさん疲れたときなどに体をマッサージしますよね?

しかし、歯ぐきをマッサージしたことのある方は少ないのではないでしょうか?

歯ぐきをマッサージをすることで血液の流れが良くなり、血液の循環が促進されます。また、溜まった不純物を排出する効果もあります。

手や足と同様に歯ぐきにもツボがあることをご存知ですか?

歯ぐきにも全身に影響しているツボが40ほどあります。このツボを刺激し、マッサージすることで歯ぐきを活性化することができるのです。

では歯ぐきはどのようにマッサージしたらよいのでしょうか?

まず歯磨きをしてお口の中を清潔にします。

次に手をキレイに洗います。

※歯ぐきをマッサージする時に指を使うためです。

準備が終わったらマッサージを始めます。

  1. 人差し指の腹で歯ぐき全体をなでるように下側の左側から中央へ向かって5回ほどマッサージします。右側も同様にマッサージします。
  2. 終わったら上側もマッサージしていきます。
  3. 歯と歯ぐきの境目の部分を丁寧にマッサージします。
    ※爪を立てると歯ぐきが傷ついてしまうので注意しましょう。
  4. 人差し指を使って歯ぐきの表と裏を押していきましょう。押す強さはイタ気持ちいいくらいの強さで行います。
  5. 最後に親指と人差し指ではさんで押します。血流が悪いところは痛みを感じるので他の部位より少し長めに押してみて下さい。

マッサージをするタイミングはとくに決められてはいませんが、お風呂に入っている時などは体がリラックスしているのでおすすめです。

歯ぐきを触った時にぶよぶよとした感触がある場合は歯周病や歯肉炎になっている場合があります。

最初はやわらかくぶよぶよしていた歯ぐきもマッサージを続けていくことで引き締まっていき、きれいなピンク色になってきます。

歯ぐきが引き締まってくれば健康という証拠です。

歯ぐきのマッサージは目の疲労や肩こりにも効果があるようなので、ぜひ試してみて下さい。

舌小帯短縮症ってなに??

舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)という言葉をきいたことがありますか?

まず舌小帯とは、舌の裏側にあるヒダ(スジのようなもの)のことを言います。

この舌小帯が生まれつき短かったり、ヒダが舌の先端部に近いところについていることがあります。これを舌小帯短縮症といいます。 

舌を前のほうに突き出すことで、舌小帯が引っ張られて舌にくびれができ、ハート型の舌になります。これをハート舌といいます。

舌小帯短縮症は軽度、中等度、重度に分けられます。 

軽度:日常生活の障害はほとんどみられない 

中等度:ハート舌がみられる。舌先を上顎につけることができない。口の開きを小さくすることでやっと上顎につけることができる状態。 

重度:舌を上に上げることができない。舌を前に突き出そうとしても下唇あたりまでしか出すことが出来ない。 

中等度や重度の場合、発音障害や哺乳障害、嚥下障害などを認められることがあるので治療によって改善していくことが多いです。 

授乳障害

赤ちゃんが舌小帯短縮症だと、授乳障害がでることがあります。

赤ちゃんがおっぱいを飲む時に乳首を吸いますが、そのときに乳首を舌と口蓋に挟んで母乳を飲んでいます。

そのため舌小帯短縮症だと舌先を上げることができないので、うまく母乳を飲むことが出来ず、体重の増加に支障が出たり泣き止まなかったりします。 

発音障害

舌先が口蓋に触れないので、か行・さ行・た行・ら行がうまく発音できません。 

食べるのに時間がかかる

舌小帯短縮症のため舌をうまく動かすことが出来ず、ずっともぐもぐ噛んでいて、喉の奥に食べ物を持っていけないので食べるのが遅くなります。

何度も噛むことで噛む回数が増えるので脳の満腹中枢がお腹がいっぱいと勘違いし食べられなくなります。実際はそれほどの量を食べているわけではないので痩せてしまうことがあります。 

食べるのが早い

食べるのが遅いのと反対に、食べ物を丸呑みしたり、飲み物で流し込んでしまうことで食べるのが早くなることもあります。

その他にもいろいろな症状がありますが、舌小帯短縮症だからといって治療方法がないわけではありません。今では手術をして舌小帯を切ったり、舌の機能訓練などをして治療をしていくことができます。

舌小帯短縮症について Wikipediaより

歯ぐきが下がってきた!?

歯ぐきが下がることを歯肉退縮といいます。

みなさんも鏡を見た時に最近歯ぐきが下がってきたような・・・

と感じたことがある人もいるのではないでしょうか。

歯肉が退縮することによって見た目(審美性)が悪くなります。

また、歯肉退縮によりセメント質(歯の根っこ部分)が露出することで、根面カリエス(虫歯)になりやすくなります。他にも、知覚過敏になる方もいます。

では歯肉退縮の原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

歯肉退縮の原因

・  歯周病

歯周病になると骨が溶かされて歯肉が退縮します。

また、歯肉炎などの腫れた歯肉が治って歯肉が引き締まることで歯が長く見えたりします。 

・  誤った方法での歯磨き

例えば、硬い毛の歯ブラシで力強くゴシゴシ歯磨きをしていると歯ぐきが傷み退縮してきます。

また、癖で歯磨きをしている時に一部だけ強くあったっていたりするとその部分の歯肉が退縮してきます。

その他にも電動歯ブラシの使用で歯肉退縮を起こすこともあります。 

・  歯科の外科的治療

歯周病などが原因で歯肉の切開手術をした場合薄い歯肉や骨の部分は退縮を起こします。 

・  歯並び

例えば、歯列から離れたところに生えている八重歯などは歯肉退縮を起こしやすい部位になります。 

・  加齢に伴う歯肉退縮

年齢が高くなるにつれて歯肉退縮が起きてきます。

しかし、この場合は特定の部位だけでなく全ての歯に均等に歯肉退縮が見られます。

歯肉退縮の治療

1.歯周病などにならないよう予防すること。

定期的に歯科医院に通い、定期検診を受けたり、クリーニングしたりするようにしましょう。また、家ではしっかり歯磨きをしてホームケアするようにしましょう。 

2.正しい歯磨き

歯周病や虫歯になるのが心配だからといって過度の歯磨きをするのは、逆に歯肉退縮を起こしてしまいます。一本一本細かく汚れを落とすように磨くようにしましょう。

力の入れすぎには注意が必要なので、分からなければ近くの歯科医院に磨き方を教えてもらうのもいいかもしれません。 

3.歯並びが悪い人

歯並びが悪い人で歯肉退縮を気にされている方は矯正治療を行っている歯医者に相談してみましょう。 

4.様子を見る

外科治療など、治療直後の場合はしばらく様子をみてみましょう。クリーピングが起こる場合があります。

※  クリーピング:歯肉が自然に回復すること 

このように人それぞれ原因などは違いますので、気になる方は一度歯医者へ相談にいくとよいでしょう。また、歯肉退縮していないかなど鏡を見て観察して自分のお口の中をよく知っておきましょう。

顎関節症について

みなさんは顎関節症を知っていますか?

  • 口が開きにくい
  • 顎から音がする
  • 顎が痛む

などが主な症状として上げられます。

特に若い女性を中心に広がってきています。人によっては日常生活には支障のない軽度のものから、口がまったく開かないような重症なものまで様々です。軽度のものを含めると約50%の人が顎になんらかの異常を感じたことがあるそうです。なぜ女性の患者さんが多いのでしょうか?

幅広い年齢の人が顎関節症になりますが、ピークは20代で女性の来院数は男性の2倍から3倍にもなります。女性が多い理由ははっきりとはしていませんが、20代の女性は特にストレスを感じやすい時期、痛みに対して感受性が強くなる年代なので顎関節症にもかかりやすいのでは?と考えられています。近年、患者数は増加しています。

症状を詳しくみてみましょう。

●口が開きにくい(開口障害)

正常な場合は口を開けたときに指を縦にして3本入ります。しかし指が2本しか入らない、又は1本しか入らない。痛みにより口が開かない場合と、顎の関節の異常で口が大きく開けづらい場合、急に開かなくなってしまった場合や、段々と開かなくなってしまう場合など様々なパターンがあります。

●顎から音がする場合(関節雑音)

口を開けたり、顎を動かしたりすると、カクッと音がしたりシャリシャリ、ミシミシなどの音が聞こえる場合もあります。症状が音だけの場合なら早急な治療はしなくても良いでしょう。

●顎が痛む

口を開けたり閉めたりするときに特に痛みがあり、硬いものを食べにくい。顎を動かしたときに痛むのが特徴です。

このような症状以外にも様々なところに症状が現れることもあります。頭痛や腰痛、肩こり、背中の痛み、めまい、歯の痛みなどが併発するようなパターンもあります。

顎関節症にはどのような治療を行うのでしょう。

●物理療法

患部を温めたり、冷やしたりして痛みを軽減させる。

●運動療法

口を開ける練習をしたり顎を動かす訓練をしたりして口が開くようにする。

●スプリント療法

歯にマウスピースのようなものを装着して筋肉や歯の負担を軽減させる。歯ぎしりや食いしばりからのダメージも軽減させる。治療はセルフケアが中心となりますが、顎関節症の症状が気になったらまずは歯科医院でみてもらいましょう。あなたに合った治療方法を提案してもらってください。

おしゃぶり癖が及ぼす影響

育児中のお母さんやお父さんの中にはお子さんにおしゃぶりを与えている人も多いのではないでしょうか。最近ではデザインがおもしろいおしゃぶりや、首から下げるひものついたおしゃぶりなども販売されているようです。

おしゃぶり

では、おしゃぶりは歯並びなどに影響はしないのでしょうか?

おしゃぶりのメリット・デメリット

一般的に言われているおしゃぶり使用のメリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

  • すぐに泣きやむ
  • すぐに眠る
  • 落ち着く
  • 親の子育てのストレスが減る
  • 機嫌が良くなる

などがあります。

おしゃぶりを与えると鼻呼吸になるので、アレルギーや喘息になりにくいなどの意見もあるようです。

デメリット

  • 長期間の使用で噛み合せが悪くなる
  • なぜ泣いているのか考えないで使用する
  • ふれあうことが減る
  • 言葉をかけることが減る
  • 発語の機会が減る

6ヶ月ぐらいの乳児になると興味があるものなどなんでもお口へもっていってしゃぶるようになります。この行動は、手と目の協調運動の学習だけではなく、いろいろしゃぶることにより味や形、性状を学習しているのです。

しかし、おしゃぶりを使用していると手でつかんだものをお口へ持っていくことが出来ず学習の機会が奪われることになります。

また、一度使用すると長時間にわたり使用する傾向があります。そのため、発達に必要な機会が失われるのではないか?という意見もあるようです。

おしゃぶりの癖による歯並びへの影響

1.開口

奥歯で噛んでいるのに前歯では噛んでいない状態。

口が閉じにくかったり、上手くものが噛めないことがあります。 

2.上顎前突

前歯のみが前突している状態。一般的に出っ歯と呼ばれています。 

3.乳臼歯交叉咬合

上の歯列の幅が狭くなり奥歯の咬み合わせが横にずれる状態。鏡で見てみると上下の前歯の真ん中がずれています。 

おしゃぶりが歯並びに影響するのは、乳歯が生えそろい、乳臼歯交叉咬合や開口などの噛み合せの異常が存続しやすくなる2歳半ぐらいから3歳以上になってもおしゃぶりを使用している場合です。

歯並びの面から考えるとおしゃぶりはできるだけ使用を避けたほうがよいといわれていますが、もし使用するのであれば次の点に注意しましょう。 

  • 言葉を覚え始める1歳を過ぎたぐらいには常時使用しないようにする
  • 遅くても2歳半までに使用を中止するようにする
  • おしゃぶりを使用している時も一緒に遊んであげたり、声をかけてあげたりして親と子のふれあいを大切にする
  • 泣いているからといっておしゃぶりを使用して泣き止ませる手段にしないようにする
  • 4歳以降になってもおしゃぶりが取れない時は、かかりつけの小児科医に相談するようにしましょう。

おしゃぶりを長期間使用するのと同様に、指しゃぶりを3歳から4歳を過ぎても続けていると歯並びが悪くなったり、発音に影響がでてきたりします。

子供にとってよい環境を作ってあげ、外遊びなどで社会性を豊かにすることで3歳ぐらいまでには指しゃぶりも卒業することが好ましいでしょう。

気圧の変化で歯が痛む?

みなさんの中に、飛行機に乗ったときや、標高の高い山に登山に出かけた時などに歯が痛くなった経験がある方はいらっしゃるのではないでしょうか?

最近では日本テレビで放送されている“世界の果てまでイッテQ”の番組内でタレントのイモトアヤコさんがマナスルに登山する企画で、気圧の変化により彼女の虫歯が急性症状を起こしたというのを見た方もいるのではないでしょうか。

世界の果てまでいってQ→Wikipediaより 

ではなぜ気圧の変化で歯が痛むのでしょうか。

気圧の変化でよく聞く話が、標高の高い山に登山したとき、お菓子の袋がパンパンになる、飛行機に乗って離陸する時に耳がキーンと痛くなるということがあります。

実は歯の中でもこれと同じようなことが起きているのです。

歯のエナメル質の内部には「歯髄腔」という神経が入っている空洞があります。

歯髄腔はふだん、外の気圧と等しくなっています。

しかし、飛行機の離陸や登山などで短時間の間に外の気圧が下がると、気圧の変化に対応しきれず、低下した外の気圧との差で内側から圧がかかり一時的に痛みがでることがあります。

このとき激しく歯が痛む場合は虫歯があることがほとんどです。

通常はひどい痛みがでていない虫歯でも、気圧の低下により激しく痛むことがあります。これらを「気圧性歯痛」・「航空性歯痛」といいます。

特徴としては、

健康な歯髄や適切に治療された歯にはおきにくい。

気圧高度が8000~10000フィート(2500~3000メートル)付近で起きやすい。

慢性歯髄炎などがあると急性かすることがある。

などがあります。 

登山や飛行機のほかにも、スキューバダイビングや台風などの気圧の変化でも痛みが出る可能性があります。 

予防としてはこのようなことにならないためにも虫歯があるときはもちろん、虫歯が無いときでも定期的に歯科医院を受診し、健康なお口の中を保つことが大切です。

口唇ヘルペスってなに?

口唇ヘルペスという名前を始めて耳にする方もいると思います。

口唇ヘルペスとは、風邪などで具合が悪い時や、ストレスがたまって疲れているときなど体が弱っているときに、唇のまわりに赤い水泡ができ、痛みやかゆみがでてくる症状のある病気です。「風邪の華」、「熱の華」などと言われることもあります。

口唇ヘルペスと知らずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか? 

原因はウィルス 

日本人では約10人に1人が口唇ヘルペスになったことがあると言われています。

口唇ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウィルスに感染していても、症状がでないので自分が感染していることに気付かないというケース(潜伏感染)も多く、20代~30代で感染している人は半数近くいるといわれています。

年齢が高くなるほど感染率も高くなり、60代以上ではほとんどの人が感染しているというデータもあるようです。 

初めて感染する場合の感染経路としては、直接患部に触ることやだ液で感染します。

子供のうちは、親から初めて感染したりしますが、軽い症状で済みます。しかし、成人してから感染すると重症になりやすいと言われています。

人の体にはウィルスに対する免疫がありますが、風邪などで熱が出たりして体調が良くないときなど免疫力が弱まりウィルスが活発になります。

そのため初めて感染した後免疫ができても再発を繰り返すようになります。 

「口唇ヘルペス」の症状とは

口唇ヘルペスの症状としては、唇や口のまわりに水ぶくれができ発熱を伴ったり、顎の下のリンパ節が腫れたりします。体調によって症状もさまざまです。 

発症するとまず水泡ができてビリビリした変な違和感があります。

何度も再発を繰り返している人だと、すぐに口唇ヘルペスになる前兆だということがわかります。

その後、皮膚のほてりやかゆみなどの違和感が出てきて半日以内に赤く腫れてきます。

体の中でウィルスが増殖しているこの頃に治療をするのがいいでしょう。

その後赤く腫れたところに水泡ができ、水泡が破れてかさぶたが出来て治っていきます。

水泡の大きさは初感染では大きく、再発を繰り返していくと小さくなってきます。

水泡が破れた患部に傷ついた皮膚などが触れると感染します。

患部に触れてしまった場合はすぐに手洗いするようにしましょう。 

口唇ヘルペスは2週間ほどで治っていくのが普通です。再発の場合は、初感染で発症したときよりも比較的軽症です。 

早めの受診を! 

治療方法としては、皮膚科に受診して抗ウィルス薬や抗生物質などで治します。病院にいく時間の無い人は市販薬なども売られています。しかし、判断が難しい場合などは専門的な皮膚科を受診するようにしましょう。 

十分な睡眠とバランスの良い食事などをとるなどにして、風邪やストレスで体力や抵抗力を落とさないようにすることが予防法となります。

インフルエンザと口腔内の病気は関係がある?

この時期になると大流行するインフルエンザ

このインフルエンザがきっかけとなり、歯や歯ぐきが痛んだりすることがあるのを知っていましたか?

◎インフルエンザで免疫力の低下 

歯ぐきから出血する、口臭がする、歯ぐきから膿が出る、歯ぐきが腫れて歯が痛いなどの歯周病の症状は、睡眠不足や疲労で疲れているときや、インフルエンザや風邪をひいてしまったときなど、免疫力が低下している時に症状がでてくることがあります。 

例えば、初期の歯周病にかかっている人がインフルエンザなどにかかると、普段の症状はとくにないのに、インフルエンザがきっかけとなり免疫力が低下することで、歯ぐきが腫れたり口臭がしたりして歯周病の症状が現れる可能性があります。 

◎インフルエンザから蓄膿症や副鼻腔炎になった場合 

風邪やインフルエンザになると蓄膿症や副鼻腔炎になる人が多いのですが、風邪菌やインフルエンザウィルスが上顎洞の粘膜まで細菌感染すると上の奥歯にも炎症が起こり痛みがでたり、その周囲にも痛みを感じることがあります。

これは上の奥歯の根っこの部分と上顎洞の粘膜が非常に近い位置関係にあるために起こります。

一週間程度で治癒することが多いのですが、痛みが続く場合や、頬の腫れが強い時は医療機関へ受診するようにしましょう。抗生物質などの投与が必要な場合があります。 

◎お口の中は清潔に! 

インフルエンザの感染経路には接触感染と飛沫感染があります。

感染者がくしゃみや咳をした時に手で押さえ、その手で周りのものに触れてウィルスが付き、別の人がそのものに触ってウィルスが手に付着します。その手で口や鼻などを触ると粘膜から感染します。これを接触感染といいます。

飛沫感染は、感染者がくしゃみや咳をつばなどの飛沫と一緒にウィルスを放出することで別の人がウィルスを口や鼻から吸い込んで感染してしまうことです。

このように接触感染、飛沫感染ともにインフルエンザは口や鼻から感染します。

うがいや歯磨きをあまりしない人は口の中が不潔になっているので、むし歯や歯周病などのもとになる菌が増殖してそこにインフルエンザウィルスが混じり、滞留しやすくなるという説があるそうです。

健康なお口の中はだ液などの自浄作用が働きますが、免疫力が低下している時や、お口の中を不潔にしている時はその機能が低下します。

お口のケアを実施した人としてない人のインフルエンザ発症率を比較すると、お口の中をケアした人の発症率が10分の1になったという報告もあるようです。

 

忙しくて歯磨きをする時間がない時はうがいだけでもいいのでお口の中を少しでも清潔にするようにしましょう。

手洗い、うがいはもちろんですが、歯磨きなどでお口の中を清潔にすることもインフルエンザを予防する対処法の一つといえるのではないでしょうか。

また、もしインフルエンザにかかったかなと思ったら早めに医療機関へ受診するようにしましょう。

唾液にも種類がある? はこちら→

お歯黒って何?

みなさんはお歯黒について知っていますか?

お歯黒

お歯黒とは、明治初期まで続いた女性の習慣です。その文字の通り、お歯黒とは歯を黒く染めることです。黒い鉄の液体を使って、歯を染めていきます。歴史はとても古く、奈良時代に朝鮮半島から伝わったとされています。

お歯黒をつけることには色々な意味があったそうですが、平安時代には貴族の上流階級の間に広がり男女ともに行っていた時代もありました。17歳から18歳で歯を黒く染めて成人であることを表しました。

江戸時代には既婚した女性のシンボルとされていました。時代が進むにつれてお歯黒は女性特有のものになっていったのです。歯のエナメル質を黒くするのは大変な作業だったそうです。そのために、庶民に広まってからは人生の大きな転機でもある結婚を機にお歯黒を行うようになりました。

明治時代になり、帯刀や丁まげの廃止によりお歯黒も衰退していきました。

そして驚くべきことにお墓などから掘り出されたお歯黒の歯にはほとんど虫歯がみられなかったのです。お歯黒は酢酸鉄を含んだ溶液とタンニンを含んだ粉からできています。歯に塗ることでエナメル質が酸に溶けるのを守り、歯を保護したので虫歯が出来にくかったと考えられます。そしてお歯黒の色の状態を保つために手入れをしっかりと行っていたことも虫歯になりにくい理由のひとつです。週に数回はお歯黒を塗りなおしていたので、歯を手入れすることが自然と習慣になったからでしょう。

1970年頃から小児に使用されている「フッ化ジアミン製剤」はお歯黒を元に考えられました。フッ素と銀を含んだ溶液で塗布すると虫歯の予防効果、殺菌作用、鎮痛効果により虫歯を進行しないようにすることができます。

しかしこの溶液を塗ると、お歯黒と同様に歯が黒く変色してしまうので歯が黒くなっても大丈夫な永久歯に生え変わる前の子供の歯や、通院が困難な高齢者が適用になります。

さらに、現在このお歯黒の成分が注目され製品として開発されています。歯に接着するセメントに成分を加えることにより治療した後の歯がまた虫歯にならないようにする役割をしています。昔の知識が現代に生かされている良い例ですね。

お歯黒とは?wikipediaで調べると、、、

プラークのことを詳しく知ろう!

みなさんの体の中で一番多くの種類の細菌が存在している場所はどこだと思いますか?

それはお口の中です。

お口の中の病気には、むし歯や口臭、歯周病などがあります。

そのトラブルの原因となるのがみなさんもよく耳にするプラーク(歯垢)です。

プラークは歯の表面に付着した黄白色をした粘着性の物体のことで、生きた細菌のかたまりです。

1mgのプラークの中にはおよそ1億個もの細菌がいるといわれています。

プラークの中には歯周病菌や、むし歯の原因になるミュータンス菌などが存在しており、さまざまなトラブルの原因となります。

プラークについて(wikipediaより)

プラークは粘着性があるため、うがいだけでは除去することはできません。

歯磨きをしても、磨き残しがあると、プラークが付着したままの状態となるので、口の中は危険な状態にさらされることになります。

では、プラークを除去するにはどうしたらよいのでしょうか。お口の中の環境は一人一人それぞれ違います。

そのため、歯磨きもその人に合わせた方法で行うことがプラークの除去に有効です。

とくに歯ブラシの毛先が届きにくく、磨き残しがあるところは、

1.奥歯の噛みあわせ部分(咬合面)

2.歯と歯の間(隣接面)

3.歯と歯ぐきの境目(歯頸部)

また、毎日の歯磨きで自然にクセがついてしまうと、常に磨き残しのある場所を作ってしまいます。

そのため、歯科医院での定期検診などで磨き残しの確認(歯垢染色液剤によって簡単に調べることが可能)や、歯の状態に合わせたプラークの落とし方を歯科医師や歯科衛生士などの専門家から指導を受けて適切な歯磨きをするようにしましょう。

歯磨きをするときに、歯ブラシをただあてて磨くだけでは十分にプラークを落とすことはできません。歯ブラシの使い方にも気をつけましょう。

基本的に歯ブラシをあてるときは軽い力で磨きます。

歯ブラシで歯を強く磨いたからといってプラークが落ちるわけではありません。

強く磨くことで歯ぐきを傷つけてしまうこともあります。わかりやすいやり方は、歯ブラシを鉛筆持ちで持って磨くことです。この持ち方をすることで過度の力は加わりません。

また、歯ブラシの毛先は歯面にきちんとあたるようにして1本ずつ細かく磨くようにしましょう。

歯磨きをする際に、歯ブラシとともに歯間ブラシやデンタルフロスを使用することも、プラーク除去には大変効果的です。

大切なことは、毎食後歯磨きをする習慣を身に付けることです。

また、歯科医院で定期的に健診を受けるようにしましょう!

歯がグラグラするのには理由がある?

みなさんのお口の中にグラグラしている歯はありませんか?

歯がグラグラして動揺がある場合にはいろいろな理由があります。 

1.転んだり、打撲をしたりして歯に強いダメージがあった場合。 

特に子供は頭が大きく転倒しやすく、転んだ時にすぐに手が出ず顔から転んでしまうこともあります。また大人でもスポーツ中にボールにあたったり、人とぶつかってしまったりして外部からのダメージを受けることがあります。

そうなった場合はできるだけ患部を清潔に保ち、刺激が加わらないようにしながら早めに歯科医院で治療を受けるようにしましょう。

歯が動かないよう固定をし、周りの組織を元通りにします。 

2.歯周病などで歯ぐきに炎症がある場合。 

歯周病などで土台となる骨が溶かされてしまって歯がグラグラしてきたり、歯ぐきに炎症がある場合があります。

その場合はまずお口の中のプラークなどの磨き残しを綺麗にし、歯と歯ぐきの間をマッサージするようにブラッシングします。

歯ぐきを引き締めて炎症を抑えることが大切です。

この場合も歯科医院での治療を受けるようにしましょう。 

3.歯が折れたり、歯や歯の根っこにヒビが入ったりして炎症が起きている場合。 

歯が折れた場合、自分自身で気付いて歯医者へ行く人がほとんどだと思いますが、歯にヒビが入っても症状がでてくるまで気付かない人もいます。放っておくとひどくなることもあるので異常を感じたら歯科医院を受診するようにしましょう。 

4.かみ合わせが悪い場合。 

寝ている間の歯ぎしりや、自覚の無いくいしばりなどで歯に力がかかったとき、他の歯より当たりが強い場合、その歯に負担がかかることになります。

歯と歯を支える骨の間には噛んだ時に衝撃をやわらげるクッションのような役割をする部分があります。このクッションに過度な力がくわわることで腫れたような状態になり歯がグラグラしやすくなります。

歯科医院で歯の当たりを調整してもらうことで症状はよくなります。 

5.子供の歯の生え変わり時期に乳歯の下から永久歯が生えてきてグラグラする場合 

自然に抜け落ちることが多いので心配することはありませんが、永久歯が生えてくる際に障害となることもあります。 

このように歯がグラグラするのにはいろいろな理由があります。

放っておくと抜歯になってしまったり、抜け落ちてしまうこともあります。

心配な症状がある場合は早めに歯科医院を受診するようにしましょう。

歯周病治療についてはこちらをご覧ください

舌癌ってなに?

舌といえば、味覚を感じるのに大変重要な働きをします。

その他にも食べ物を飲み込む時、言葉を話す時にも使われ体の中でも重要な役割をもっています。

その舌も癌に侵されることがあるのをご存知でしょうか。

舌癌は、胃癌や乳癌、肺癌などにくらべると症例は少なく、患者数が多い癌ではありません。

しかし、進行が早い癌なので注意が必要です。

お口の中に発症する癌(口腔癌)の中には他にも歯肉癌などがありますが、その中でも舌癌は半数以上を占めます。

しかし、先述のように患者数が多い癌ではないので、癌患者全体で言うと3%ほどにとどまっています。

1.症状

・色の変化

舌全体を見たときに周りと比べて白っぽくなっていたり、赤くなったりします。

※白板症、紅板症などの可能性もあるが、その場合でも舌癌になるリスクが高いです。

紅板症は約5割が癌に発展する可能性があります。

・舌にしこりができる

最初のうちは口内炎と勘違いされることがあるようです。

口内炎は1週間ほどで治りますが、なかなか治らない時や、口内炎の薬を使用しても効果がみられない場合は舌癌の可能性があります。

・舌の痛み

初期に痛みがでるケースは3割程度といわれています。

痛みがないからといって知らないうちに癌が進行している場合もあるので、注意が必要です。

2.好発年齢

10代から70代まですべての年代でみられます。

3.男女比

患者の男女の比率は男2:女1で男性のほうが多くなっているようです。

4.原因

・飲酒や喫煙

飲酒や喫煙と癌との関連性は明らかになっていませんが、非喫煙者にくらべて喫煙者の舌癌のリスクは約3倍となっています。

・歯並びや合わない入れ歯

歯並びが悪い人や合わない入れ歯を入れている人は、歯の当たりが一部強かったり、入れ歯が舌にあたるなどの刺激が継続的に行われることでリスクが高まると言われています。

5.予防

・口腔内の衛生面

歯石や歯垢があり、口の中が不衛生という状態が長期間続くことも舌癌のリスクを高めます。食事の後は歯磨きをするなどの習慣をつけて口腔内を清潔に保ちましょう。

・食生活

バランスの良い食事をとるようにしましょう。辛いものを食べ過ぎると舌への刺激が強くなります。
高塩分の食品も避けるようにしましょう。

舌癌を予防する為にも食生活や生活習慣を改善するということが大切です。

舌は鏡で見ることができるので、日ごろからおかしいところがないかなど観察してみましょう。

もし舌癌かなと思ったら口腔外科か耳鼻咽喉科に相談するようにしましょう。

歯はどうやって削るの?

みなさんが歯科医院を受診してむし歯があったときなどに歯を削ってむし歯を除去しますよね?

ではいったい、硬い歯をどうやって削っているのでしょうか?

歯の表面はエナメル質という硬い物質でできています。そのためエナメル質を削るには硬い物質で削らなければなりません。

世の中で一番硬い物質はなんだと思いますか?

それはダイヤモンドです。

そこで歯を削る時にダイヤモンドを使います。

(正確にはダイヤモンドの粉末がついたバーを使います。)

なぜかというとダイヤモンドの硬さはエナメル質の硬さと同じくらいだからです。

※モース硬度(硬さを計る単位 ダイヤモンド:10 エナメル質:7)

ダイヤモンドのバーをエアタービンという器械につけて歯を削ります。

歯科医院に治療に行くとキィーンという高い音が聞こえることがあると思います。この音の正体がエアタービンです。

エアタービンは1分間に約30万~50万回転します。そのため、キィーンという高い音がでてしまいます。

バーの先端の刃先のところにダイヤモンドの粉末がついていて、バーが高速回転することで歯が削れます。

高速で削っているため削っていると熱が発生してしまいます。

熱を冷却するために削るのと同時に水が出る仕組みになっています。

この水は熱を冷却する以外にもダイヤモンドのバーの目詰まり防止、歯の削る部分をキレイに保つ、削りかすを吸い取りやすくする役割があります。

手元を見えやすくするように照明装置がついたものもあるようです。

エアタービンの消毒は?
エアタービンは精密な器械なので消毒などは出来ないのではないかと疑問に思う人もいるかもしれません。

エアタービンは高圧蒸気滅菌装置(オートクレーブ)によって消毒・滅菌することが可能になりました。

エアタービンが開発されるまでエナメル質を削って治療することは大変なことでした。エアタービンのおかげでスムーズに診療を進めることが出来るようになりました。

歯は健康にキレイに保つことが大切ですが、もしみなさんが治療で歯を削ることがあったら削る機械なども見てみて下さい。

知覚過敏について

冷たいお水を口に含んだ時に「キーン」と歯がしみたことはありませんか?

歯ブラシが当たったり、冷たいアイスを食べたときなどにしみる症状が出たらそれは知覚過敏かもしれません。今までは何も無かったのに急に気になるようになった人もいるのではないでしょうか?知覚過敏症の原因について考えてみましょう。

歯の表面は丈夫で硬いエナメル質というもので覆われています。
何らかの原因でそのエナメル質が傷ついたために、その下の象牙質という部分が露出してしまうために刺激が直接伝わってしまいます。
象牙質はエナメル質より軟かく、象牙質表面にはとても小さな穴が無数にあいています。それを「象牙細管」といいます。

この穴は栄養を送る役割の他にも、刺激を直接伝える役割もするので神経まで刺激が伝わってしまいます。そのため象牙質が露出すると、しみるといった知覚過敏の症状が現れるのです。

では刺激にはどのようなものがあるのでしょうか?

  • 温度刺激では→冷たい(温かい)食べ物や飲み物
  • 器械刺激には→歯ブラシやつまようじ
  • 科学的刺激には→酸性食品や甘いもの

など刺激には様々な種類のものがあります。

知覚過敏症の原因はどのようなものがあるのでしょうか?

◎過度なブラッシング

歯磨きをする時に、歯ブラシを強くゴシゴシと行ってはいませんか?歯の表面にあるエナメル質やセメント質が傷ついたり、削られてしまいます。とても硬いエナメル質ですが、毎日の積み重ねでダメージを受けてしまうと削れてしまうのです。これは知覚過敏症の原因で最も多いといわれています。

◎歯ぎしりや噛み合わせ

無意識のうちにしてしまう歯ぎしり。強く歯をこすってしまうのでエナメル質が削れてしまったり、ひどい時には割れてしまいます。
歯ぎしりはエナメル質だけでなくお口の中全体の歯周組織まで負担をかけてしまいます。歯の根っこの部分にあたる歯槽骨までダメージをあたえてしまうので歯周病の原因となります。また歯周病を悪化させる原因になります。
噛み合わせが悪い場合も、適切ではない方向に力が強くかかってしまうのでエナメル質を傷つける原因になります。

他にも、歯磨き粉に含まれる研磨剤が原因だったり、ホワイトニング治療の後にしみることがあります。

歯科医院での治療法で多く選択されるのは「薬を塗る」ことです。何らかの原因で露出してしまった象牙質を薬でコーティングする方法です。薬を塗る治療の場合は個人差があるので一回塗って気にならなくなる場合や、数回にわたって繰り返して行わなければならない場合もあります。それでも改善されない場合は、その部分をレジンというプラスチックの材料で埋めていく方法もあります。

しみる症状があっても必ずしも知覚過敏とは限りません。虫歯や歯周病の可能性もあります。自己判断や放置などしないで気になる症状があったら歯科医院を受診しましょう。

キシリトールとは

キシリトールとは、多くの野菜や果実に含まれているキシロースから合成される天然の甘味料です。糖アルコールと呼ばれる炭水化物の一種で厚生省に認可されている食品添加物です。また、砂糖と同じくらいの甘さがありますがカロリーは砂糖の3/4です。インシュリンに影響を与えない為、糖尿病患者向けの医療品原料としても使用されており、世界38カ国以上の国々でも食品や医薬品への使用が認められている安全な甘味料でもあります。

キシリトールについて詳しくはこちらから。

●キシリトールは虫歯菌の栄養にならない

虫歯は虫歯菌が糖分を栄養源にして酸を発生し、歯を溶かしてしまうことにより発生します。キシリトールは他の糖分と違って虫歯菌の栄養源になりません。従って、キシリトールは虫歯菌で活動することはなく、歯の表面を溶かす酸を作り出しません。酸が発生しないということは、それだけ虫歯になりにくくなります。同じ甘いものを摂取したとしても、キシリトールを摂取した場合、虫歯菌の活動は押さえることが出来ます。

●キシリトールは歯の再石灰化を促進する?

虫歯は、虫歯菌の脱灰スピードに、歯の再石灰化スピードが追いつかなくなると発生します。したがって、歯の再石灰化が安定して行われていれば、虫歯になりにくくなります。一説では、キシリトールは歯の再石灰化を促進すると言われていますが、キシリトール自体の再石灰化機能はまだ証明されていません。しかし、ガムを食べることにより唾液を多く分泌します。そして、この唾液には歯の再石灰化を促進する機能があるため間接的に歯が虫歯から守られるのです。

●キシリトールガムの効果的な使い方

ガムを咬んで口の中に唾液が一杯になったらすぐには飲み込まず、出来るだけ溜まった唾液でクチュクチュと口腔内に行き渡らせると効果的です。加えて、味がなくなっても5~10分間咬んで下さい。キシリトールを毎日、摂り続けることで虫歯菌の除菌的な効果が現れ、その後も継続されやすくなります。また歯の萌出期は摂取量や回数を増やすと良いでしょう。さらに使い続けると虫歯になりにくい歯垢に変わって来ます。歯垢の体質改善(選択的に虫歯を起こす菌を除菌する効果)がなされ、虫歯が出来にくい細菌のバランスに変化します。

キシリトール製品を選ぶ基準は、その製品に使用されている甘味料あたりの50%以上がキシリトールであること、加えてキシリトール以外の甘味料(マルチトール・ソルビトール・マンニトール)も虫歯の原因にならないものであること、総重量のほとんどがキシリトールで占められることが推薦されます。とはいっても、キシリトールを摂取すれば、それだけ虫歯を防げるわけではありません。
歯を虫歯から守るためにはフッ素配合の歯磨き剤の使用と合わせて、正しい歯のブラッシングが大切です。キシリトールは、プラークを落ちやすくし、ブラッシング効果を上げたり、フッ素と一緒になることにより歯を硬くするなど、普段の虫歯予防に加える事で相乗効果を発揮します。毎日の習慣に加えることで、虫歯予防をしっかりサポートしてくれるのがキシリトールなのです。

かかりつけ歯科医院を持ちましょう

数多くの患者さんと接していく中で、心配なことは、かかりつけ歯科医院を持たず診療先をすぐに変えてしまう人が多いということです。

むし歯や歯周病などの歯科疾患は、予防が可能な病気です。
かかりつけ歯科医院」というのは、歯周病やむし歯の治療をはじめとする歯科治療、むし歯や歯周病にならないよう予防するために通っていただく歯科医院のことをいいます。

※かかりつけ医とは外来では他の診療科の医師が患者に接することは少ないが、診察を受ける曜日や時間によって同じ診療科の中で別の医師が患者に接することになる。この場合でも担当医として一人の医師が明確に記載されている。
Wikipediaより

歯科治療というものは、長年の経過や、ケアの習慣、その人の体質などを総合して診療することが必要だと思います。
例えば、その人のむし歯のなり方、歯石のつきやすさ、たまり方、その人の癖などには個人差があり、長期的に患者さんをみていくことでその方の傾向も見えてきます。「かかりつけ」とはかかりつけの医者、特定の医者にいつも決まって治療や診療を受けることです。現在、特定の医者とは地域別、患別に特定されます。

一人の患者に複数の主治医が存在することになります。その中で、プライマリ・ケアを断続的に提供できるのがかかりつけの歯科医院です。
歯の健康を本当に考えるのであれば、今の自分の口の中の状態、特徴、傾向を知ってもらうことが大切だと思います。最近の患者さんの中には、顎が小さく、歯並びが悪かったり、親知らずが半埋伏している方が多く見られます。自分の磨きにくいところはどこなのか、どう歯ブラシをあてたら汚れが落ちるのかなど、プロの手でしっかり指導していまなければなりません。
また、今までの病歴や体質、家族がかかったことのある病気など、今までの自分の体のことを知っているお医者さんがいるというのはとても心強いです。
特に、小さい子供やお年寄りなどのいる家庭では、何かあった時に相談できるかかりつけ歯科医院があると安心です。お口のことを気軽に相談できるかかりつけ歯科医院がいれば、歯周病などの深刻な病気も早期に予防できるでしょう。また、適切なアドバイスがもらえ、早いうちの回復が望めるでしょう。

みなさんは、髪のことは美容院へ、お肌のことはエステへ相談しに行きますよね?このように自分の口のことにも興味をもっていただき、ぜひかかりつけ歯科医院というものを活用して欲しいです。
かかりつけ歯科医院をもつと、お口の健康が保たれます。
また、むし歯や歯周病になったときも、患者さんが歯科医院に慣れていることや、歯科医師が患者さんの情報を得ていることで、患者さんにとって良い治療がスムーズに行えます。

かかりつけ歯科医院の存在は、美しさや若々しさを目指す近道となります。

« 1 2 3
PAGETOP