フィットネスクラブの売上のピークは2006年でそこから徐々に少なくなっていくも2012年には持ち直し再び微増という傾向が見られる。

これはまさに日本の人口構成比率を反映しているのではないだろうか。

なぜならこのような事は経済産業省が平成25年に発行した「平成24年年間回顧 シニア層の健康志向に支えられるフィットネスクラブ」を紐解いてみると20~30歳代のフィットネスクラブ会員が年々減っているのに比べて、60歳代以上の会員が毎年上昇しているからも明らかだろう。

スイミング

日本の少子高齢化

このような事からも日本の少子高齢化が見て取れるだろう。要するに若者はその絶対数が減っているのだから企業の努力に関係なく若者の会員は減り,逆に団塊の世代は絶対数が多いので定年退職して余暇ができた時にこのようなスポーツクラブを利用する人もいるため増えているのではないだろうか。

また会員の中には中高年の方でお風呂だけ入りに来る人もいるらしい。独居老人が自宅に風呂はあっても沸かすのが面倒だ。或いは昔はあった銭湯の感覚で裸の付き合いで話をしに来ているのかもしれない。あるスポーツクラブの中には「お風呂会員」という種別を設けていたクラブがあったがしばらくすると人数が多くなり過ぎたためか会員募集を締め切っていた所もあった。

また中高年の女性陣はロビーでお菓子や弁当を広げて楽しげに談笑している事もよく見受けられる。

スポーツクラブはコミュニケーションの場へ

だからこのような総合型スポーツクラブは何も「運動をしにくる所」だけではなく、昔は街の中にあった銭湯とか友達の家の縁側のような感覚の一種の「コミュニティ」としての役割もになって来ているのかもしれない。

平成26年度のフィットネス業界の市場規模は4,316億円となり、施設数4,375軒、会員数4,193,706人になっているようだ。

これからわかることは単純に平均を取ると1施設あたりの年間売上は、約1億円、そして会員数は約1,000人となる。

年齢構成比から考えると、60歳以上の会員数が約30%なので、1施設あたりの60歳以上の会員数は、約300人になるらしい。

自分が以前通っていた総合スポーツクラブではもっと60歳以上の会員さんが多いような感触があった。参考にした資料は平成26年のデータなので今はもっと60歳以上の会員比率が増えているかもしれない。

従ってこのようなエアロビスタジオもある、マシンもある、プールもある、お風呂もサウナもあるという総合型スポーツクラブは結局年齢別人口比率に比例した会員の構成比率になっているのではないかと思われる。

しかしこのようななんでもありの総合型スポーツクラブは幅広い年齢層を受け入れられる反面、ニッチなニーズに答えられないのも事実でそのために自分自身も違うフィットネスクラブに移ったのである。

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