歯周病が全身をむしばむ!?
「ガン」「肺炎」「動脈硬化」・・・
「歯周病が全身をむしばむ!」と聞くと、歯の病気と全身の病気は関係ないのでは?と思われるかもしれません。
でも、実際には、歯周病菌がお口の中にあると、傷ついた歯茎の血管などから歯周病菌が体内に入り込み、「ガン」「肺炎」「動脈硬化」「糖尿病」「早産・低体重児出産」「認知症」などの様々な病気を引き起こしたり、悪化させるリスクが高まります。
「歯みがきのたびに出血する」「1年以上歯科検診に行っていない」という方は、ぜひ歯科で歯周病チェックをしてもらってください。
日本人の約8割が初期、中等度、重度の差はありますが歯周病にかかっていると言われています。また近年では歯周病はお年寄りの病気という感覚がありましたが年々低年齢化しています。
当院でも20歳代なかばの方でも中等度の歯周病にかかっている方のいらっしゃいます。
歯周病は全身への影響もさることながら、歯肉や歯を支えている骨などの歯周組織を侵し、進行すれば歯が抜け落ちてしまうという、とても怖い病気が歯周病なのです。
***生活習慣も要チェック***
歯周病対策には、歯科医院での定期的な検診や治療、自宅での歯ブラシやデンタル
フロスを使用した地道なセルフケアが重要です。
それに加えて、普段の生活習慣を見直すことで歯周病のリスクをさらに軽減できます。
では、改善すべき悪い生活習慣とは・・・
★タバコ・・・ニコチンなどの成分が血管を収縮させて、細菌に対する抵抗力を低下させてしまいます。
★肥満・・・内臓脂肪からは歯周病を悪化させる物質が!
★不規則な生活・・・不規則な食事や間食が多くなると歯みがきも怠りぎみに。歯周病菌には好都合です!
★ストレス・・・過大なストレスがあると、免疫力・抵抗力が低下し、歯周病にもかかりやすく!
思い当たる方は、少しずつでも改善してみてください。歯周病は歯の生活習慣病とも言われます。定期的な歯科検診とセルフケア、そして生活習慣の見直しで、歯周病菌を寄せ付けない健康なお口を目指しましょう!