口呼吸は万病のもと?!「歯周病」も悪化させる!!
普通、呼吸は鼻でしますね。でも、何らかの原因があってお口で呼吸してしまうことがあります。
これを「口呼吸」と呼びますが、体やお口の健康にとっては、とても良くない習慣です。
では、お口で呼吸することによって、どんな弊害がでてくるのでしょうか?
【口呼吸、何がよくないの?】
- お口の中が常に乾燥してしまいます/歯や歯ぐきの周りが乾燥していると、歯周病菌は粘度を持って歯にへばりついてきます。そして、歯周病菌は乾いた環境で繁殖しやすいたに、口呼吸を続けていると歯周病はどんどん悪化します。
- 唾液が減少してしまいます/お口が常に乾いた状態ということは、唾液が充分に行き届いていない状態ということです。唾液は口内の湿度を保つ働きのほかにも、歯周病菌の栄養源となる食べかすを洗い流す働きもありますが、唾液が少ないとその機能も落ちてしまいます。
そのほか、口呼吸をすることで、雑菌をそのまま吸い込んでしまったり、唇が乾燥して厚ぼったくなるなど、全身の健康にもよくありません。では、この口呼吸をどのように治したらよいでしょうか?
【どうやったら治るの?】
- 鼻炎など“鼻の病気”が原因の場合・・・耳鼻科で適切な治療を受け、今までの口呼吸の習慣を治すように気をつけて生活すれば、随分改善できるはずです。
- 歯のかみ合わせが原因の場合・・・矯正治療などにより歯の位置を移動させる必要があるかもしれません。
専門医に相談を。
大人はもちろん、小さなお子さんのいる方も要注意。良くない習慣は早めに見つけて治してあげましょう!