う~しみる~!甘いものがしみるのはなぜ?
チョコレートなどの甘いものを食べたときに、歯がしみた経験はありませんか?
普段は痛みを感じなくても甘いものを食べたときにしみるのであれば、虫歯になっているのかもしれません。
それにしても何故、甘いものはしみるのでしょう?
歯の表面は硬いエナメル質に覆われていて、その下には象牙質と呼ばれる部分があります。
象牙質には象牙細管と呼ばれる構造があり、管の中は髄液で満たされています。
さて、甘いものを食べると唾液中の糖の濃度が高くなります。
すると、濃度を均衡するために象牙細管内の髄液が吸い出されて、しみるような痛みを感じると言われています。
また、その他の原因としては、歯に付着している細菌が糖分を分解して酸を作り、その酸が歯を浸食することによってしみるとも言われています。ちなみに、辛み成分はこれらの反応に関係がないので辛いものを食べてもしみないのです。
いずれにしても、刺激が歯の神経に伝わりやすい状態になっているようですので、早めの受診をおすすめします♪