汚れが溜まりやすい親知らず!【智歯周囲炎】
通常17~21歳頃に一番奥に生えてくる第三大臼歯のことを「智歯(ちし)」といいます。
いわゆる、「親知らず」と呼ばれている歯です。最近の日本人のあごは小さくなってきているので、この親知らずの生えてくるスペースが足らずに、真っ直ぐ生えてこなかったり、歯肉の中で真横を向いて生えているケースもあります。
歯の一部が出ていて他の部分は歯肉に隠れている場合では、歯と歯肉の境目が深くなります。
するとここに、口の中の細菌や食べカスが溜まり、細菌が繁殖して歯肉に炎症がおきるのです。
これが『智歯周囲炎』。悪化すると、口を大きく開けたり、ものを飲み込むのにも痛みが伴います。
さらに、顔面や耳のあたりまで痛みが広がり高熱が出ることも。普段は違和感を感じていなくても、疲労やストレスがたまったり、風邪をひいて体調をこわすと症状がでてくることもあります。
「炎症を繰り返している」「上下の歯がかみ合っていない」「手前の歯に虫歯ができた」などのトラブルを抱える親知らずは、抜歯を検討したほうがよいかもしれません。
親知らずのトラブルがありましたら、お気軽にご相談くださいね。