歯周病治療に取り組むいそ歯科医院
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歯周病トピックニュース!

自分の歯が少ない人は心臓病のリスクが高い!

自分の歯が少なくなってしまった人は、歯が多い人に比べ、心臓疾患で死亡するリスクが大幅に高い――。このような研究結果を、スウェーデンの研究チームが12日、歯周病学専門誌「Journal of Periodontology」に発表した。

研究チームのアンダーシュ・ホルムルンド(Anders Holmlund)氏はAFPに対し、「心臓血管疾患、とりわけ冠動脈性心疾患は、歯の本数と密接に関係している」と述べた上で、「同じ年齢、同じ性別で比較した場合、自分の歯が10本未満しか残っていない人が冠動脈性心疾患で死亡するリスクは、残っている自分の歯が25本を超える人の7倍に上る」と語った。

この15年で、口腔衛生と心臓血管疾患との関連性を指摘する研究が数多く発表されてきたが、ホルムルンド氏らによる研究は、心臓血管疾患と歯の本数との直接的な関連性を示したものだ。

研究では、男女7674人を平均12年にわたって調査した。調査対象者のほとんどが歯周病にかかっていた。調査期間中に死亡した629人の死因を調べた結果、299人の死因が心臓血管疾患だった。

ホルムルンド氏によると、口内や歯周での感染症は体循環系に波及し、軽度の慢性炎症を引き起こすため、歯の本数と心臓疾患の間に関係が出てくるのだという。軽度の慢性炎症は、心臓発作や心臓血管疾患のリスク要因として知られている。

ホルムルンド氏は、自分の歯の本数はその人が生涯にどのくらい慢性炎症にさらされてきたのかを示している可能性があるとしている。
【4月14日 AFP】

歯周病ちゃんと治そう 脳梗塞につながる恐れ

脳梗塞の患者は、歯周病菌に感染している割合の高いことが、広島大学の細見直永助教(脳神経内科)らの研究でわかった。歯周病菌が血液を通じて全身をめぐり、脳梗塞の原因となる動脈硬化を引き起こしている可能性があるという。研究成果は15日、盛岡市で開かれる日本脳卒中学会で発表される。

研究グループは、脳梗塞患者132人と脳梗塞でない人111人の血液を調べ、歯周病菌に感染しているかどうかを調べた。歯周病菌の量の平均値を比べると、脳梗塞患者は脳梗塞でない人より1.2倍高かった。

脳梗塞は大きく分けて、頸動脈(けいどうみゃく)などの太い血管が動脈硬化などで詰まる▽脳の細い血管が詰まる▽心臓内でできた血栓が脳血管をふさぐという3種類がある。このうち、太い血管の動脈硬化が原因で起きる脳梗塞患者は、脳梗塞でない人に比べて歯周病菌の量が1.4倍と、他の2タイプの脳梗塞より高かった。

細見さんらはさらに、脳梗塞の原因となる動脈硬化や脂質異常と歯周病菌とのかかわりを調べた。頸動脈の直径が75%以上詰まっている74人とそれ未満の169人を比べたところ、詰まっている人は歯周病菌の量が1.4倍高かった。血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールの値が高い脂質異常症の人はそうでない人より1.5倍高かった。

歯周病菌が歯茎から血液を通じて全身をめぐり動脈硬化を起こし、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす原因の一つになっているとされる。血管が脂の塊で詰まっている部分に歯周病菌が多く見つかったとする海外の報告もある。

歯周病は30代以上の8割がかかっているとされる。細見さんは「物が食べられない、見た目が悪いという理由だけでなく、脳梗塞の発症を防ぐためにも歯周病の治療が必要だ」と話している。

歯周病と脳梗塞のかかわりについては、米ハーバード大のグループが1986年から12年間かけて、40~75歳の男性4万人を追跡調査。歯の数が24本以下になった人は、25本以上残っている人より、脳梗塞になる危険性が1.5倍高かった。

広大調査2010年4月7日

糖尿病(下) 歯周病との関連 免疫低下で原因菌増加

近年、関連が明らかになってきた糖尿病と歯周病。糖尿病患者は歯周病にかかりやすく、歯周病は糖尿病の「第六の合併症」と呼ばれている。一方で、歯周病が糖尿病を悪化させることも分かってきており、歯科医師と糖尿病を診る内科医との連携が始まっている。 (福沢英里)

愛知県小牧市の女性(70)は、六年前から2型糖尿病の治療を始めた。生活習慣の改善のほか、ブドウ糖の腸への吸収を遅らせる薬を飲んでいる。同時に、かかりつけの歯科医院で定期的に歯周病の治療も受けている。「ひと通り歯を磨いた後、歯間ブラシで汚れを取り除くように気をつけている」と女性は話す。

歯周病の状態を評価するには、歯と歯茎の間の溝「歯周ポケット」の深さを測る。正常な状態は、歯茎がピンクで引き締まっている。しかし、歯茎が赤く腫れて二ミリ以上になると、「歯肉炎」と呼ばれる。

歯周ポケットが深くなり、うみが出たり、口臭がすると「歯周炎」となり、歯を支える骨の破壊が始まる。さらに進むと、骨が溶けて歯が抜け落ちる。歯肉炎は治療すれば元に戻るが、歯周炎では完全な骨の修復はできない。

この女性を治療しているさとう歯科医院(愛知県北名古屋市)の佐藤理之院長(57)は「治療をしても一年もたつと、歯周ポケットが深くなってしまう。糖尿病の患者は、自分のケアだけで維持するのは難しい。定期的に歯科医院を受診してほしい」と強調する。

歯周病と糖尿病には共通点がある。愛知学院大歯学部歯周病科(名古屋市)の野口俊英教授は、初期に顕著な自覚症状がない▽罹患(りかん)率が高い▽生活習慣病▽慢性疾患▽病気の進行のメカニズムが似ている-の五つを挙げる。関連性は疫学調査や動物実験などで明らかにされてきた。「糖尿病を起こしたマウスの方が歯周病の進行が早い。糖尿病を多く発症する米アリゾナ州のピマインディアンを対象にした調査では、歯周病の発症率が糖尿病ではない人に比べて二・六倍高い、といったことも分かっている」と説明する。

歯周病は細菌による感染症。その細菌はどの人の口の中にも存在するが、生活習慣の乱れや加齢、糖尿病などの病気といったさまざまな要因が加わって発症する。

糖尿病が進むと、高血糖状態が続き、体の免疫機能が低下、歯周病を起こす特殊な細菌も増える。また、歯周病がすでに口の中にあって重症化すると、細菌と戦おうと、炎症性細胞から「TNF-α」と呼ばれるタンパク質が大量に出される。このTNF-αがインスリンの働きを悪くして、血糖コントロールも悪化させると考えられている。

歯を失う最大の欠点は、食べ物をかめなくなることだ。糖尿病患者に適した繊維質の豊富な、かみ応えのある食事が取れなくなる。「丈夫な歯でしっかりかめば少ない量で満足感を得られ、肥満の防止にもつながる」と野口教授は話す。

歯科と医科の連携も始まった。愛知県歯科医師会は、糖尿病などの生活習慣病の知識を一般の歯科医師に普及させていくため、二〇〇七年度から研修会を実施。さらに五つのモデル地区を選び、地域に合った具体的な連携方法を検討している。

 モデル地区の基幹病院として地域の歯科医院との連携を担う中部ろうさい病院(名古屋市)は、毎月第三木曜日に、糖尿病の患者を対象とした歯周病の検査を無料で実施。治療が必要な患者がいれば、地域の歯科医院を紹介する。さらに治療の結果を歯科医院から返送してもらう。

〇八年度は三十一人、〇九年度は一月末までに四十二人の患者を紹介した。堀田饒(にぎし)院長は「糖尿病患者に歯周病があると、心筋梗塞(こうそく)や脳卒中のリスクが高まるともいわれ、決して無視はできない。歯周病は歯科医師と糖尿病専門医との連携が欠かせない」と話す。

東京新聞 2010年2月19日

妊婦の歯周病と早産との関連についての文献検討

抄録:妊娠性歯肉炎はよく知られている症状である.近年,歯周病は全身の炎症,免疫反応を引き起こすことがあり,他の疾患の発症リスク上昇を招くと指摘されつつあるが,妊婦が妊娠中に歯周病検診の必要性を意識することは困難であると言われている.

歯周病は口腔内の限局した影響ではなく全身への影響が懸念されたため歯周病と早産との関連について文献レビューを行った.

その結果,複数の研究で妊婦の歯周病と早産との関連があると報告されていた.

また歯周病合併妊婦に対して歯周病治療を実施した場合早産率が低値であった.以上の先行研究の結果から今後は妊婦の歯肉炎は早産のリスク上昇を招く要因のひとつであることを認識して妊婦に歯周病検診を促し歯周病管理の重要性を説明していくことが重要であると考えられた.

久我原 朋子(川崎医療福祉大学医療福祉学部保健看護学科)  大橋 一友(大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻)

 

妊娠中の歯肉出血が死産に関連

胎児死亡と母親の妊娠性歯周炎との関連性を示す初めての記録が報告された。患者は35歳の女性で、米カリフォルニア州サンタモニカで満期の死産児を分娩。妊娠中に、妊娠性歯肉炎の症状である重度の歯肉出血を経験した。研究結果は、医学誌「Obstetrics & Gynecology(産科・婦人科学)」2月号に掲載された。

報告者の米ケース・ウェスタン・リザーブ大学(クリーブランド)歯学部歯周病学のYiping Han氏らは、妊娠中のホルモン変化によって歯肉出血が生じることは多く、妊娠女性のおよそ75%にみられるが、歯肉出血によって口腔内の細菌が血流に入り、免疫系によって阻止されない限り胎児に感染する可能性があると説明している。

今回のケースでは、剖検の結果、口腔内の細菌が血流に入り、胎盤に移動し、胎児に感染して死亡させたことが示唆された。この女性患者は、歯周病の治療を受けた後、再度妊娠し、健康児を出産した。

Han氏は「子どもを1人生むたびに歯を1本失い、これは妊娠中の基礎的な変化によるという迷信があるが、背景に別の基礎疾患があれば乳児の生命が危険に曝される可能性がある」と述べ、できれば歯科医を受診し、口腔内の問題を解決してから妊娠するよう勧めている。また、妊娠中に歯肉出血を認めた場合は、医師に注意喚起を求めるべきであるという。(HealthDay News 1月22日)

 

歯周病の怖さ 再認識 「8020」運動、沖縄県民公開講座

歯周病について講演が行われた「お口とカラダの健康を考える」県民公開講座=浦添市の国立劇場おきなわ

80歳で自分の歯を20本以上保つことを目標とした8020(はちまるにいまる)運動の一環として県民公開講座「お口とカラダの健康を考える~歯周病と全身疾患~」(県、県歯科医師会主催)が17日、浦添市の国立劇場おきなわで開かれた。歯科医師や医師、管理栄養士ら5人が講演。歯周病の怖さについて「心筋梗塞(こうそく)や低体重児の出産、誤嚥性(ごえんせい)肺炎など全身に影響を与える」などと話し、健康的な歯の維持が「健康長寿」につながることを訴えた。

県歯科医師会常務理事の加藤進作さんは「8020運動」の達成率は全国で約30%だが、沖縄は17%にとどまることを指摘。歯を失う原因は「虫歯ではなく歯周病が一番多い。中高年の8割以上が歯周病にかかっている」と歯周病対策の重要性を説明した。歯周病の原因として(1)間食が多い(2)かまずに食べる(3)軟らかい食べ物を好む(4)たばこ(5)あまり歯を磨かない―ことなどを上げ「定期的に歯科検診を受けることも大切だ」と呼び掛けた。

琉球大学医学部の顎(がく)顔面口腔(こうくう)機能再建学分野准教授・新崎章さんは歯周病と糖尿病の関係を講演。糖尿病により唾液(だえき)が減少し、口の中の糖が増加することなどから歯周病が悪化するとした。一方で「歯周病も糖尿病を悪化させることが分かってきた」と互いに影響していることを解説。「糖尿病治療は医師と歯科医師の連携が大切だ」と話した。糖尿病だけでなく歯周病で心筋梗塞が2倍、低体重児出産、誤嚥性肺炎が4~5倍になることも説明した。

管理栄養士の伊是名カエさんはかむことをテーマに講演。よくかむと(1)食べ過ぎを防ぐ(2)消費エネルギーが高まる(3)脳への血流がよくなる(4)血糖値上昇を抑える―などの効果があると話した。ハンバーガーに厚めのキュウリの輪切りを挟んだり、焼き上がる数分前の冷凍ピザに大きく切ったパプリカをのせたり、甘酢に漬けた根菜類を活用するなどの工夫でかむ回数が増えることを紹介。「簡単なことを長く続けることが有効だろう」と話した。

ほかにも田仲医院院長の田仲秀明さんと歯科衛生士の池村恒乃さんが講演、約270人が聴講した。

2010年1月21日 琉球新報より

歯周病、あなたは大丈夫!?40代以上の8割が罹患

歯を失う原因の第1位。40代以上の人の8割以上が罹っているなじみの病気だ。が、気づかず放置すると怖い。入れ歯になるだけでなく、糖尿病、脳梗塞、心疾患などの病気のリスクを高める“万病のもと”。長生きしたけりゃ要チェックだ。

【最悪だと2-3年で歯がポロリ】

最大の特徴は「静かなる病気」と呼ばれるように、痛みが現れることなく進行するところ。

最初は歯ぐきが炎症を起こす「歯肉炎」(チェックリスト前半5項目)から始まり、さらに悪化すると歯を支える骨が溶けだす「歯周炎」(同後半5項目)に移行する。

通常、大方の歯周炎は10-20年かけてジワジワ悪化して歯が抜ける「慢性」だが、悠長に構えてはいられない。東京医科歯科大学歯学部附属病院・歯周病外来の和泉雄一教授はこう話す。
「まれに急速に悪化して2-3年で抜けてしまう“侵襲性”の人がいる。歯周病菌の違いや遺伝的背景が指摘されているが、まだはっきりしたことは分かっていない」

いずれにしても、歯肉炎のうちに進行を食い止めることが重要だ。

【毒素が全身に影響】

口腔内には5-600種類の細菌が住みつき、そのうち歯周病の原因になるのは10種以上。

これらの歯周病菌が歯磨きを怠ることで増殖する「細菌因子」、体が過剰に反応する「生体因子」、喫煙やストレスなどの「環境因子」が重なるほど、発症しやすく重症化しやすくなる。

さらに歯周病菌の出す毒素が全身に影響を及ぼすことも知られている。

「毒素が血管に侵入すると炎症を起こして血栓ができやすくなるため、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが2-3倍高まるといわれる。また、毒素はインスリンの働きを弱めるので糖尿病を悪化させやすい。逆に糖尿病が重症だと歯周病が悪化しやすく悪循環を起こす」

他にも妊婦は早産、高齢者は嚥下性肺炎のリスクが高まるという。
【就寝中に菌が増殖】

とにかく進行を阻止するためには歯周病菌を増やさない口腔内の掃除が一番。たとえ食後の歯磨きはチャッチャと簡単に済ませても、せめて寝る前は10-15分かけて入念に磨くことが重要。歯周病菌が増殖するのに好都合なのが、水分、食べカス、温度の3拍子そろった就寝中だからだ。

加えて最低年1回は歯科健診を受けて、歯石の除去をしてもらおう。

「実際、いま歯周病に罹っている8割の人は、口腔内のケアをきちんと続ければ外科的治療まで至らず自然と治る人ばかり。歯周病は生活習慣病という認識を忘れずに」と和泉教授。

意外と見落としてる歯の管理、見直しが肝心だ。
【「歯周病」チェックリスト】

□歯ぐきがムズかゆい

□歯ぐきが腫れぼったい

□歯を磨くと歯ぐきから出血する

□歯ぐきを押すと血や膿が出る

□口臭が強いと指摘された

□歯の間に食べ物がはさまる

□冷たいものがしみる

□歯を押すとグラグラする

□歯ぐきが下がってきている

□歯並びが変わった感じがする
2つ該当すれば可能性がある、4つ以上なら間違いないでしょう。
※東京医科歯科大歯学部附属病院・歯周病外来・/和泉雄一教授作成

2009年11月30日 (夕刊フジ)

歯周病の最新治療 外科的療法  タンパク塗り骨を再生

歯周病が進み、歯と歯肉の間の溝(歯周ポケット)の深さが四ミリ以上と中等度以上になると、外科手術の対象となる。動物由来のタンパク質などを利用し、歯槽骨など歯周組織を再生させる「再生療法」が注目されている。(鈴木久美子)

東京都内の主婦、宗像敬子さん(62)は今年四月、日本大学歯学部付属歯科病院(東京都千代田区)で外科再生療法のひとつ、「バイオ・リジェネレーション法」という歯周病の手術を受けた。

歯周ポケットの深さが四ミリ以上と、病気の進行具合は中等度。ずきずき痛むため日常生活にも支障が出ていた。

同法は、歯周病に侵された歯の歯肉を切り開き、まず歯根から歯周病菌の塊である歯こうや歯石を取り除く。次に歯槽骨など歯周組織の再生を促すため、食用ブタの歯のもとである歯胚(しはい)から抽出したタンパク質「エナメルマトリックスタンパク」を歯根に塗る。この際、歯肉を歯根と密着させず空間を作って縫合する。こうすることでタンパク質を塗った歯根上に、歯根膜から増殖した細胞が引き寄せられ、それにより歯槽骨や歯のセメント質が再生される。

同法は健康保険は適用されていない。ただし、国が先進医療として承認している治療法なので、医療機関によっては治療費は自己負担になっても、それ以外の検査や痛み止めなどの薬代は健康保険が適用される。

宗像さんの手術は約二時間で済んだ。費用は健康保険が使えた検査や薬代など除き約六万円だった。六月にも別の歯で同治療を受け、その後は毎月、定期通院し歯槽骨などの再生の経過を観察している。

「若いころは虫歯がなく、歯磨きも丁寧にやってこなかったが、後悔している。自分の歯でかんで食べたい」と治療後は歯磨きに励んでいる。

歯周病の外科手術としては、歯の歯肉を切り開き、歯根から歯こうや歯石を取り除く手術が長年、行われてきた。「再生療法」は、その基本手術を応用した手術で、歯周組織再生誘導法(GTR法)とバイオ・リジェネレーション法がある。

GTR法は、歯肉を切り開いて歯根をきれいにした後に、特殊な遮へい膜を歯肉と歯根との間にはり縫合する。歯根膜から出てくる細胞が増殖しやすい空間を遮へい膜で作り、歯肉と歯根が接しないようにする。

遮へい膜には、乳酸とグリコール酸の合成高分子膜、牛のアキレスけんなどから抽出したコラーゲン膜、フッ素樹脂膜の三種がある。高分子膜とコラーゲン膜は体内に吸収されるので、手術は一回で済む。この二種類の膜を使った治療は、昨年四月から健康保険が適用されるようになった。患者の自己負担は約五千円。

バイオ・リジェネレーション法は最も新しい治療法。遮へい膜をはるより手術が簡便で、歯槽骨が広範囲に溶けている場合にもできるなど、GTR法より対象が広い点が利点だ。各地の歯周病専門医のいる大学病院など設備の整った医療機関で受診できる。

バイオ・リジェネレーション法もGTR法も半年から一年で再生が完了する。

日本歯周病学会理事長の伊藤公一・日本大学歯学部教授は「完全に元通りには再生できなくとも、かなり抜歯を防ぐことはできる」と話す。

実際、どの治療法を選ぶかは、歯槽骨の残り具合や、アレルギーの有無、費用などによって異なる。伊藤教授は「十分に説明を受け、納得して治療を受けてほしい」。さらに「再発しないよう、毎日正しく歯磨きを続けることも忘れないで」とアドバイスする。

(2009年11月13日 中日新聞より)

歯周病:注意を 糖尿病患者向け、歯科検診と講演会--京都・南区 /京都

糖尿病患者に歯周病への注意を呼び掛けようと、無料歯科検診と講演会が15日、十条リハビリテーション病院(南区)であった。歯周病は近年糖尿病の合併症として認知されるようになり、医科と歯科の連携強化を目指す同区の医師らが初めて開いた。今後、患者紹介や情報交換を通じて、糖尿病や歯周病の早期発見や治療に役立てる。

糖尿病患者は歯周病罹患(りかん)率が高く重症化しやすいとされ、歯周病治療を行うことで糖尿病の改善も報告されているという。府歯科医師会南支部は今年、「糖尿病歯周病プロジェクトチーム」(13人)をつくり勉強会を開催してきた。世界糖尿病デー(11月14日)に合わせてイベントを企画していた「サンスター」が協力を申し出て開かれた。

歯科検診には同病院の糖尿病患者約30人が参加。歯科医の上田賢氏は「歯周病は単に歯茎の病気というだけでなく体にかかわってくる」と注意を呼び掛けていた。

(歯科医療未来へのアーカイブスⅤ より)

歯周病を放っておくと、糖尿病、心筋梗塞などになる

10月29日発売の『歯周病予防と口腔ケア』(小学館)によると、歯周病を放っておくと、糖尿病、心筋梗塞をはじめ様々な病気の原因になるといいます。
『歯周病予防と口腔ケア』を監修した東京歯科大学の下野正基教授によると、歯周病に罹ったまま放置していると様々な病気の原因になるそうです。
代表的なもので脳梗塞・脳血管性認知症、メタボリック・シンドローム、糖尿病、心臓疾患、誤嚥性肺炎、腎炎、早産・低体重児出産、関節リウマチ、バージャー病などが挙げられます。
そして、日本人の80%が歯周病に罹患しているといわれています。
その大多数の人が、たかが歯周病ということで、放置しているか、自分が歯周病になっていることすら気づかずにいます。
歯周病は、自宅での口腔ケアで予防、改善できる病気です。
にもかかわらず、毎日の歯みがきを正しくできている人がとても少ないのが、歯周病になる人が多い原因のひとつです。また、歯周病は、早期に治療することで、ほとんど完治することができる病気です。
本書には、様々な病気の原因になる歯周病の怖さとともに、自宅でできる歯周病予防のための口腔ケア法が、豊富なイラストと共に見やすく紹介されています。歯周病は生活習慣病の一種です。本書を活用して、ひとりでも多くの人が、正しい口腔ケアに目覚めてほしいと思います。

(医科歯科通信より)

 

歯周病とメタボリックシンドロームの関連性を解明

財団法人ライオン歯科衛生研究所は、 日本大学歯学部衛生学教室、 前野正夫教授と共同で 「歯周病とメタボリックシンドロームとの関連性」 について研究を進める中で、 初回健診でメタボリックシンドローム指標 (肥満・血圧・脂質・血糖値) が全て基準値内と診断された人について、 4年後の健診結果を追跡調査し、 初回健診での歯周病の有無 (歯周ポケット有無で判定) と、 4年後のメタボリックシンドローム発症との関連性について統計学的解析を行った。

今回の調査は、 20~56歳の有職者1023名 (男性727名、 女性296名) を対象とし、 メタボリックシンドローム指標となる4項目 (肥満・血圧・脂質・血糖値) と、 歯周病の判定基準となるCPIを測定した。 初回健診でメタボリックシンドローム指標4項目のいずれも基準値内の人を対象者とし、 歯周ポケットの有無 (CPI測定) によりグループを分け、 それぞれのグループのメタボリックシンドローム指標4項目の4年後の変化を解析したところ、 対象者の初回歯科健診で、 “歯周ポケット有”の人は全体の20・0%だった。

4年後にメタボリックシンドローム指標が陽性化した項目数が2つ以上ある人の割合は、 初回健診において歯周ポケット有の人の方が有意に高く、 4年後に 「血圧」 「脂質」 の検査結果が陽性になる人の割合も、 初回健診で歯周ポケット有の人の方が有意に高くなることが認められた。

これにより、 「歯周病」 と 「メタボリックシンドローム指標の陽性化」 には関連性があることが明らかになった。

以上のことから、 歯周ポケットを保有している人は、 現在は健康でも、 将来メタボリックシンドロームの発症リスクが高くなる傾向があるため、 健康な状態を保つうえで歯周病ケアに留意する必要があることが示唆された。

なお同研究所は、 この研究成果を10月11日に開催された 「第58回日本口腔衛生学会」 にて発表している。

2009年10月30日 13:17 [研究]|[週刊粧業]より

「栄養ケアと口腔ケア」――セミナーリポート(1)

介護予防や要介護高齢者の在宅生活において、口腔ケア、栄養ケアが重要であることはよく知られているが、歯科や栄養士との接点の少ないケアマネジャーは、実際のケアの内容について不勉強なことが多い。一方で、歯科衛生師にとっても自分たちが行っている口腔ケアが、高齢者の生活のなかでどう役に立っているのか、全体像の把握が難しいことがある。

(株)ヘルスプランニングでは、ケアマネジャーや歯科衛生師を対象に、高齢者の口腔ケアと居宅での介護技術、栄養ケアを一つの連続したケアとして捕らえ、それぞれの分野の専門家を招いて連続セミナーを開催している。

講師は、医学博士で元湘南短期大学教授の西口栄子氏と看護師で湘南短期大学看護学科準教授の佐藤光栄氏、フリーランスの歯科衛生師の山田あつみ氏。
10月15日に開催された第1回セミナーでは、最初に「口から始まる健康と営み」として、西口氏が講義を行った。

一般に、歯は食べ物を噛むことに必要として認識されているが、「口から食べる」ことは、摂食・摂水機能だけでなくコミュニケーション、感覚(口腔感覚)、感情の表出にも重要な役割を果たしていると述べた。また「噛む」刺激が歯から脳へ伝達され、脳が活性化することも、さまざまな実験から証明されているという。

口を動かすことで周辺の筋肉を動かしたり、食べることを助ける唾液を出すことにも役立っており、唾液には洗浄・抗菌作用があるだけでなく免疫物質や若さを保つホルモン(パロチン)も含まれているという。

さらに虫歯によって歯を失うことが咀嚼力の低下や低栄養につながり、高齢者のQOLを低下させることや、歯周病などによる口腔内細菌は、治療せず放置したままにしておくと、やがて骨粗しょう症や脳血管疾患、呼吸器疾患など全身へ悪影響を及ぼすことも説明された。

この講義からは、虫歯や歯周病が与える影響や、口腔ケアがQOLの向上や、健康維持や介護予防に役立つことが示された。

(介護支援専門員サイト  ケアマネジメントオンラインより)

歯周病を唾液で判定 試験紙キット開発 仙台のベンチャー

歯周病判定キットの試験紙。陽性だと判定部に線が表れ、炎症の程度が重いほど、線が濃くなったり太くなったりする
研究開発用試薬製造のベンチャー企業「多機能性蛋白(たんぱく)研究所」(仙台市)は、唾液(だえき)に試験紙を付けるだけで歯周病の感染の有無や炎症の程度を判定できるキットを開発した。軽度の炎症を検出でき感染の早期発見につながるほか、手軽に使えるため家庭での自己管理にも活用できるという。東経連事業化センターの支援を受け、2010年夏にも歯科医院向けの販売開始を目指す。

同社は、抗菌・抗炎症機能があるラクトフェリンという唾液中の糖タンパクに注目。歯周病患者の唾液は、ラクトフェリンの一部が分解されて抗菌・抗炎症機能を失った上に炎症を悪化させる作用がある分子が含まれることを発見した。

キットは、この分子を指標として試験紙に表れる線の有無や太さ、色の濃さにより10分程度で判定を行う。
同社によると、針で患部を刺して潜血の状態を見る一般的な検査法よりも早期に炎症を検出できるほか、遺伝子などを調べる既存のキットに比べてごく短時間での判定が可能。東北大歯学部の協力を得て、04年ごろから測定精度の検証作業を続けてきた。

東経連事業化センターは同社を「マーケティング・ビジネスプラン支援事業」の対象に決定。専門家による支援チームを編成し、販売会社の選定やパッケージづくりなどで商品化を支援する。

多機能性蛋白研究所は医薬品ではなく、臨床試験が不要な試薬として販売する方針。「歯科医療の現場でまず効果を認めてもらい、認知度を上げたい」と当面は歯科医療機関向け販売を想定する。

同社は06年、キット開発を担当した小峯健一取締役らが設立した。小峯取締役は「将来的にはドラッグストアなど一般向け市場でも販売し、歯周病の予防に貢献したい」と話している。
歯周病判定キットの試験紙。陽性だと判定部に線が表れ、炎症の程度が重いほど、線が濃くなったり太くなったりする
研究開発用試薬製造のベンチャー企業「多機能性蛋白(たんぱく)研究所」(仙台市)は、唾液(だえき)に試験紙を付けるだけで歯周病の感染の有無や炎症の程度を判定できるキットを開発した。軽度の炎症を検出でき感染の早期発見につながるほか、手軽に使えるため家庭での自己管理にも活用できるという。東経連事業化センターの支援を受け、2010年夏にも歯科医院向けの販売開始を目指す。

同社は、抗菌・抗炎症機能があるラクトフェリンという唾液中の糖タンパクに注目。歯周病患者の唾液は、ラクトフェリンの一部が分解されて抗菌・抗炎症機能を失った上に炎症を悪化させる作用がある分子が含まれることを発見した。

キットは、この分子を指標として試験紙に表れる線の有無や太さ、色の濃さにより10分程度で判定を行う。
同社によると、針で患部を刺して潜血の状態を見る一般的な検査法よりも早期に炎症を検出できるほか、遺伝子などを調べる既存のキットに比べてごく短時間での判定が可能。東北大歯学部の協力を得て、04年ごろから測定精度の検証作業を続けてきた。

東経連事業化センターは同社を「マーケティング・ビジネスプラン支援事業」の対象に決定。専門家による支援チームを編成し、販売会社の選定やパッケージづくりなどで商品化を支援する。

多機能性蛋白研究所は医薬品ではなく、臨床試験が不要な試薬として販売する方針。「歯科医療の現場でまず効果を認めてもらい、認知度を上げたい」と当面は歯科医療機関向け販売を想定する。

同社は06年、キット開発を担当した小峯健一取締役らが設立した。小峯取締役は「将来的にはドラッグストアなど一般向け市場でも販売し、歯周病の予防に貢献したい」と話している。

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第52回日本歯周病学会秋季学術大会開催される

去る10月11日(日),宮崎観光ホテル(宮崎市)において標記学会学術大会が開催された.大会長は前田勝正氏(九州大学大学院教授),メインテーマは「未来を展望する歯周病治療」であり,約1,500名が参加した.

本大会の特徴としては,臨床の省察と趨勢を考える臨床セミナー,特別講演の開催,A.a.の外膜タンパク,P.g.の線毛タンパクから炎症発症の機序を考察するシンポジウム,あるいは歯周医学について,「ジンジパインのもつ起炎作用」「末梢炎症と脳機能の関係」「老化」といった観点から考察を加える演目設定や,とりわけ関係学会との協調をうたっている糖尿病との関係を再考する特別講演の開催などがあげられる.また,口腔インプラント委員会ならびに倫理委員会企画講演を開催し,それぞれ申基喆氏(明海大学教授),内田栄二氏(昭和大学教授)が登壇,学会として提言がなされた.総覧して臨床,基礎を網羅し,かつ全身とのかかわりのなかで歯周病と向き合うテーマが揃えられており,1日での開催とはいえ大変重厚な内容となっていた.おもだった演題の概要は次のとおり.

臨床セミナー「基本から学ぶ歯周形成外科」(水上哲也氏;福岡県開業)では,形成外科のおもなポイントとして「切開」「縫合」「欠損部歯槽堤の状況」「根面被覆」などを掲げ,それぞれに対して留意点が解説された.それらの要点をわかりやすく列挙して当該外科についてreviewとするという内容は好評を博し聴衆も多く,会場は盛観を呈していた.「切開」では歯肉豊隆を考慮する,歯頸ラインにできるだけ垂直に切開するなど,「縫合」については「結び目を切開上に設定しない」「強固な結び目をつくること.ただし,締めすぎない」をあげるなど,形態に即した施術に留意することが解説された.また,歯周形成外科はオプションの一つであり,適切な軟組織の厚みの確保と硬組織の状態,バイオタイプを考慮し,歯周治療全体の治療計画の中で選択するものとまとめられた.

特別講演「最近の歯周治療の傾向」(船越栄次氏;福岡県開業)では,歯周治療のヒストリカルレビューと最近の治療法を紹介.おもに再生治療,PRPの骨増生の有用性,EMDの有用性などが解説された.さらには,今後のオーターメイド医療の可能性に言及.症例報告のみならず,アメロジェニンがなぜ他家から移植されてもアレルギー反応が起きないのか(アメロジェニンは哺乳類間で遺伝情報の90%以上が一致するとのこと)などについても紹介した広範な内容は,聴衆を魅了した.

口腔インプラント委員会企画講演「歯周病患者のインプラント治療の指針」(申基喆氏;明海大学教授)では,歯周病患者にインプラントがどこまで適応できるかを概説.欠損を有する歯周病において,その欠損部に埋入されたインプラントは天然歯に比べてメカニカルストレスに弱い可能性があり,そのようなリスクを十分に認識して施術することが必要になるという.埋入までにしっかりとした歯周治療を行って条件を整える前にインプラントを植立しないことが再確認された.

歯科衛生士教育講演では,沼部幸博氏(日本歯科大学教授),高橋裕子氏(奈良女子大学教授),稲垣幸司氏(愛知学院大学教授)が登壇.喫煙の歯周病に対する影響と禁煙指導の実際について講演した.また,本講演と並んで行われたベストハイジニスト授賞式では,大谷久美氏がベストハイジニスト賞を受賞した.

認定医・専門医最優秀賞ポスター賞は,木村英隆氏(福岡県開業)の「広汎性侵襲性歯周炎患者に対し歯周組織再生療法を行い長期経過した症例報告」.外科的手法とともにEMDを併用した約10年に渡る症例経過が報告された.

次回第53回春季大会は,平成22年5月13日~15日の会期において盛岡市で開催される予定.大会長は,國松和司氏(岩手医科大学教授).

(Blogs歯科界ニュース学会・研究会レポートより)

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マグネシウムは歯周病に効く?

20歳から80歳までの地域住民4,290人を対象とした横断的疫学研究の結果、マグネシウムの摂取によって歯周病の健康が改善されることが示唆されました。

分析の結果、40歳以上の被験者については、マグネシウムとカルシウムの血中濃度が高い人ほど歯周ポケットの深さ、歯周付着喪失が少なく、残っている歯の数が多いことが分かりました。また、別の対照試験において、マグネシウム入りの薬剤の経口投与を受けている被験者60人とそうでない被験者60人を比較したところ、マグネシウム入りの薬剤の経口投与を受けている被験者の方が、歯周付着喪失が少なく、残っている歯の数が多いことが分かりました。

今回の結果は、マグネシウムの摂取によって歯周病の健康が改善されることを示唆しています。

出典: “Magnesium deficiency is associated with periodontal disease,” Meisel P, Schwahn C, et al, J Dent Res., 2005; 84(10): 937-41. (Address: Department of Pharmacology, Ernst Moritz Arndt University, F.-Loeffler-Str. 23d, D-17487 Greifswald, Germany. E-Mail: meiselp@unigreifswald.de ).

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歯周ポケットがあるとメタボリックシンドロームの発症リスクは高くなる!

歯周ポケットがあるとメタボリックシンドロームの発症リスクは高くなる!
「歯周病とメタボリックシンドロームとの関連性~第2報~」を日本口腔衛生学会で発表
財団法人ライオン歯科衛生研究所(理事長・高橋 達直)は、日本大学歯学部衛生学教室前野正夫(まえのまさお)教授と共同で「歯周病とメタボリックシンドロームとの関連性」について研究を進めております。この度、初回健診でメタボリックシンドローム指標(肥満・血圧・脂質・血糖値)が全て基準値内と診断された人について、4年後の健診結果を追跡調査し、初回健診での歯周病の有無(歯周ポケット有無で判定)と、4年後のメタボリックシンドローム発症との関連性について統計学的解析を行いました。

その結果、4年後にメタボリックシンドローム指標が陽性化した項目数が2つ以上ある人の割合は、初回健診において歯周ポケット有の人の方が有意に高く、また、4年後に「血圧」・「脂質」の検査結果が陽性になる人の割合も、初回健診で歯周ポケット有の人の方が有意に高くなることが認められました。このことより、「歯周病」と「メタボリックシンドローム指標の陽性化」には関連性があることが明らかになりました。

歯周ポケットを保有している人は、現在は健康でも、将来メタボリックシンドロームの発症リスクが高くなる傾向があることから、健康な状態を保つためには歯周病ケアに留意する必要があることが示唆されました。

<研究の背景>
歯周病は歯周病細菌を原因とする口腔内疾患で、いろいろな全身疾患との関連性も指摘されており、特に「歯周病」と「糖尿病」は、互いの症状に影響を与えるリスクファクターであるとされています。

(財)ライオン歯科衛生研究所は、24~60歳の有職者の男女を対象に「歯周病とメタボリックシンドロームとの関連性」を調査し、両者の間には密接な関連性があることを明らかにしました〔第57回日本口腔衛生学会報告(2008年)、J Public Health Dent, 2009(in press)〕。

この度は、メタボリックシンドロームの発症に、歯周病の有無がどのように影響しているのかを明らかにするため、第1報に続き、日本大学歯学部衛生学教室 前野正夫教授と共同で検討を行いました。

<調査概要及び結果>
今回の調査は、20~56歳の有職者の男性727名、女性296名、計1,023名を対象とし、メタボリックシンドローム指標となる4項目(肥満※1・血圧※1・脂質※1・血糖値※1)と、歯周病の判定基準となるCPI※2を測定しました。
※1
本研究でメタボリックシンドロームに該当する数値は、肥満;BMI(body mass index)25以上、血圧;収縮期血圧 130mmHg以上または拡張期血圧 85mmHg以上、脂質;トリグリセリド 150mg/dL以上またはHDLコレステロール 40mg/dL未満、血糖値;空腹時血糖値 110mg/dL以上

※2 CPI(community periodontal index)は、歯周疾患状態を示す指標。“歯周ポケット有”とするのは、CPIの診査基準で、代表歯(10歯)において歯周ポケット4mm以上が1本以上

今回は、初回健診でメタボリックシンドローム指標4項目のいずれも基準値内の人を対象者とし、歯周ポケットの有無(CPI測定)によりグループを分け、それぞれのグループのメタボリックシンドローム指標4項目の4年後の変化を解析しました。対象者の初回歯科健診で、“歯周ポケット有”の人は全体の20.0%でした。

また、4年後の健診結果について、年齢・性別・喫煙習慣・生活習慣(運動習慣・間食習慣・適正体重の維持)の6つの要素を調整因子として統計処理※3を行い、その後、メタボリックシンドローム指標4項目と歯周ポケットの有無との関連を調べる統計解析※4を行いました。
※3 JMP(SAS Institute Japan 社製)  ※4 多重ロジスティック回帰分析

その結果、以下のことがわかりました。
(1) 4年後の健診でメタボリックシンドローム指標が1項目以上該当する人※5の割合は、初回健診で歯周ポケット有のグループと無のグループで比較すると、歯周ポケット有のグループの方が高いことがわかりました。特に、2項目以上該当する人の割合は、歯周ポケット有のグループの方が有意に高いことが認められました。

※5  4年後の健診でメタボリックシンドローム指標が全て基準値内の人は77.0%、1項目該当者は18.2%、2項目該当者は4.0%、3項目該当者は0.8%、全項目該当者は0人

また、メタボリックシンドロームの指標別に、4年後に陽性と診断された状況をまとめた結果、
(2) 陽性化した順は、血圧(高血圧)13.7%、肥満7.1%、脂質(異常)6.7%、血糖値(高血糖)1.0%。

(3) 歯周ポケットの有無でメタボリックシンドローム指標別の該当者の割合を比較すると、いずれの項目も歯周ポケット有のグループの方が高い傾向を示すことがわかりました。特に、高血圧と脂質異常の2項目においては、歯周ポケット有のグループの方が有意に高いことが確認されました。

以上、健診結果の追跡調査の解析より、歯周ポケット保有者は、メタボリックシンドローム指標が陽性になるリスクが高いことが明らかになり、特に高血圧、脂質異常になるリスクが高いことがわかりました。この結果により、「歯周病」と「メタボリックシンドロームの発症」には、密接な関連性があることが明らかになり、歯周病を予防することは、メタボリックシンドローム予防に貢献する可能性があることが示唆されました。

(財)ライオン歯科衛生研究所ホームページより

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元気な老後 健康な歯重要

県北西部の山里、諸塚村は歯周病健診受診率が47・4%と高い。これに対し、宮崎市5・8%など、どの自治体も低い。その背景を見つめると、歯科はむし歯対策の学校検診まであるが、職場や地域の健康診断では項目に入っていない。社会人になったら“自己責任”で放置されているわけだ。諸塚村の場合、「18歳以上全員に歯科検診を受けるよう、呼びかけている」(同村住民福祉課・中田るみ子保健師)のが、好成績につながっている。

今回の市民公開講座で講師・パネリストを務める山下喜久・九州大学教授(予防歯科)(51)は「特定健診のような手段で、自覚症状のない歯周病を、早期発見・早期治療することが必要」と指摘する。特に高齢化が進み、特定健診開始の対象となったメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)が増えている折、重要さに言及する。

高齢者が増え、80歳で自分の歯20本以上を持っている(8020)人の割合が増えているが、その分、歯周病も増加している。「老後のQOL(生活の質)を考えると、簡単に『歯が抜けたら、入れ歯を入れたらいい』とは言えない。自分の歯でしっかり食べる、歯を残すことが大事」。これからは、高齢者の歯周病にどう、対処していくかが、歯科医に求められていると言う。

メタボ対策も待ったなしだ。山下教授は「メタボと歯周炎は緊密な関係にある。肥満になれば、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)が深い人が多い。4ミリ以上は歯周炎だ」として、メタボの人は歯周病をチェックしてほしい、と訴える。だが、メタボ対策で始まったはずの特定健診では「歯周病への対策はなされていない」と、不備を突く。

歯周病と上手(うま)く付き合うには、「自らの健康は自らが守る」という姿勢が欠かせない。今年1月、九州大学病院(福岡市)の先進予防医療センターに「歯科人間ドック」が開設された。歯周病、むし歯検査など一般コース6項目に、顎(がく)関節、口臭、咬合(こうごう)力、歯並びチェックなど自由選択9項目が並ぶ。1次予防としての生活習慣の改善に続き、2次予防としての検診を充実させた。利用状況を尋ねると、まずまずと言ったところだが、「利用する人に限って、問題なし」と苦笑が返ってきた。

寝たきりにならない、健康寿命の延長には、歯の健康、生活習慣を見直すことが大切だ。歯周病予防・治療で重視されるのが、プラーク(歯垢(しこう))コントロール。山下教授は「歯医者さんで、丁寧なお口の清掃の仕方を教えてもらい、自分でできない清掃はプロ(歯科医、歯科衛生士)にお任せする」ことを勧める。

歯科医療に詳しく、今回の市民公開講座に講師・パネリストとして参加する読売新聞東京本社医療情報部の渡辺勝敏次長(47)は「治療を受ける場合、セカンドオピニオン(主治医以外の第2の意見)を聞くことも、状態への理解が深まり、納得の治療を受ける役に立ちます」とアドバイスする
(読売新聞より)

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「8020運動」県独自に推進

「健康な歯、真珠のような白い歯を、生涯保ちましょう」。県歯科医師会(田島逸男会長、会員約500人)は、高齢化とともに、今後増加が見込まれる歯周病対策として「パールリボン運動」を展開している。田島会長の提唱で、全国で初めて、4年前から始めた。

会員はリボンをかたどった真珠色のバッジを襟元に付けて運動をPR。今春からは、パールリボン手帳(歯の健康手帳)を各歯科医院に置き、無料配布している。歯科治療歴のほか、主な既往歴、歯の健診記録などの記入欄、歯の健康に関するさまざまな情報や解説が載っている。キャンペーン・グッズにも、Tシャツやタオル、ティッシュペーパー、歯ブラシなどをそろえ、折にふれて県内外の人々に配る。

県歯科医師会の鬼村晃太郎副会長(55)は「一般に普及するように、ピンクリボン(乳がん検診普及運動)を手本に始めた。手帳は、お薬手帳や妊婦手帳と同じように、歯周病の定期健診に持参してほしい」と呼びかける。鬼村さんは今回の市民公開講座にパネリストとして参加し、「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と歯周病」などについて、発言する。

パールリボン運動の母体は、厚生労働省と日本歯科医師会が展開する「8020」運動。32本ある自分の歯のうち、20本を80歳になっても保持しようというもので、パールリボン運動はより積極的に社会に働きかける宮崎方式だ。

県歯科医師会は治療・予防にも力を入れている。糖尿病を始め、全身疾患との関係が指摘される折、県糖尿病推進会議に昨年から加わり、世界糖尿病デー(11月14日)の週間に無料健診、また、一般向けの糖尿病セミナーにも参加する。

鬼村さんは「歯周病を治せば、糖尿病の人のヘモグロビン値が少し改善すると言われている。高血圧など基礎疾患を持っている人に対応するには、医歯連携、内科の先生との協力が必要だ」と指摘する。

歯周病は、糖尿病の3大合併症(網膜症、腎症、神経障害)などに続き、第6合併症とも言われる。ともに生活習慣病だ。

専門医は歯周病チェックとして、次の6項目を挙げる。「朝、口の中がネバネバする」「口臭がある」は歯周病のサイン。検査で確認した方がいい。「歯肉が腫れることがある」「歯を磨くと出血する」は歯肉炎の症状。「歯が伸びたように見える」「ぐらつく歯がある」は歯周炎の症状で、共にすぐに受診が必要だ。

鬼村さんは宮崎市中西町に夫婦で開業。診療所では5人の歯科衛生士が担当制で、患者を受け持ち、歯周病定期健診に力を入れている。「歯の健診が、全身の健康につながる。歯の定期健診はしなきゃいけません。歯科はQOL(生活の質、生命の質)を求め、生活に根付いた医療です」。鬼村さんは力を込める。

パールリボン運動のキャッチフレーズ「美味(おい)しく食べる、楽しく会話する、朗らかに笑う」は、田島会長、鬼村さんたちの願いだ。

(読売新聞より)

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歯垢放置、重病の元

歯周病の患者が増えている。初期の歯肉炎を含めると、今や、全国で成人の8割と推測される。県内でも、開業歯科医らが治療と予防にあたる。宮崎大学医学部歯科口腔(こうくう)外科も3年前から、歯周病に取り組み始めた。迫田隅男教授(61)(付属病院副院長)は「本県には歯科大や歯学部がない。われわれの技術を生かし、歯周病治療の一翼を担いたい」と言う。

 

歯周病とは、歯ぐき(歯肉)と、歯が植わっているアゴの骨(歯槽骨)から成る歯の土台が、口の中の細菌感染で炎症を起こし、進行すれば、この土台を破壊する病気。

今回、宮崎市で開催する秋季日本歯周病学会で大会長を務める前田勝正・九州大学教授(歯周病学)(60)は「口の中には300~500種の細菌がいる」と指摘する。細菌が、歯と歯ぐきの間の溝などに残った食べかすを栄養に増殖し、固まったのが、歯周病の主な原因になるプラーク(歯垢(しこう))だ。時間がたつと、歯石になる。

プラークを放置すると、歯ぐきが炎症を起こし、歯との間の溝が深まり、歯周ポケットができる。進行すると、歯周ポケットは深くなり、さらにプラークや歯石がたまり、悪化する。

歯周病は、炎症が歯ぐきにだけ起きた「歯肉炎」(歯周ポケットの深さ3ミリ以内)と、歯槽骨にも広がった「歯周炎」(軽度=同4~5ミリ、中等度=6~9ミリ、重度=10ミリ以上)に大別。初めは歯ぐきの腫れ、出血などの症状が出、やがて歯根が露出し、抜けてしまう。歯周病菌はさらに全身の血管に入ったり炎症を起こしたりし、心臓病、動脈硬化症、糖尿病などに重大な影響を及ぼす。

 

今回の市民公開講座で講師・パネリストを務める三浦真由美助教は「残せそうにない歯を治し、患者さんに喜んで頂けるのが私の喜び」と話す。70歳代の女性を診た時。他の歯科医院で「この歯は残せない。総入れ歯だ」と言われ、落胆していた。うどんがかみ切れないほど歯はぐらぐらだった。プラークを除去し、歯は残せた。2か月後、「何でも食べられる」ようになった。

「歯周病の予防・治療には、歯みがきが大事。歯間ブラシなどを使って、丁寧に磨くこと。それでも、完璧(かんぺき)には磨けない。自覚症状も出にくい。早めに出血で気づいて受診した人は幸運です」と三浦助教。進行して気づくことが多いからだ。

 

治療は軽い場合、歯みがき、歯石除去ですむが、重くなると、歯ぐきを切開しプラーク・歯石を取り除く外科手術、再生療法(外科手術の際に特殊なたんぱく質を塗りつけたりして歯槽骨の再生を促す)となり、それで手に負えない時は抜歯に至る。

迫田教授率いる宮大歯科口腔外科は本来、口腔がん、顎変形症、口唇口蓋裂などの治療にあたり、腰の骨などを移植する手術に習熟。「移植して、スムーズに骨形成する技術を歯周病の患者さんにも応用したい」と意欲を語る。

(読売新聞より)

 

パーフェクトペリオ

■パーフェクトペリオ
日本には約8000万人もの人が歯周病と言われている。しかもその95%は、歯科医の治療を受けていない。歯周病になると、口臭が臭くなったり、歯茎から血が出てくる。そして歯周病がすすむと歯がやせ細り、歯が抜けてしまう。その原因は、歯周病菌という細菌。

 

栃木県小山市の野口デンタルクリニックの野口宗則(38歳)医師は、ガンの治療がきっかけに歯周病を死滅させる効果のある殺菌水の開発を思いつく。血液中の白血球は細菌から身体を守ってくれる。その白血球が細菌を殺す時に出す物質が次亜塩素酸だった。この次亜塩素酸で歯周病菌と戦えるのではないかと野口医師は考えた。次亜塩素酸は、食塩水を電気分解するとできる物質。そして、この次亜塩素酸から殺菌水、魔法の水「パーフェクトペリオ」は出来上がった。

 

殺菌水「パーフェクト・ペリオ」を使った治療は、直接、歯周病菌のいる部位に殺菌水を噴射して、さらに歯周ポケットの中を洗浄するもので、約30分程度で完了する。この殺菌水を使えば、今まで30年以上も歯周病で悩んでいた患者がたったの1週間程度の治療で治ると言う。しかも、歯垢を取り除く痛みも伴わない画期的な治療法で、一般的な虫歯菌にも有効。この殺菌水は、現在すでに全国300以上の治療現場で用いられている。 重度の歯周病患者もこの殺菌水で殺菌すれば、簡単に直せる。画期的な発明ではないだろうか。

「もっと知りたい健康・医療」より

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歯周病治療が全身疾患の予防に効果 岡山大・玉木助教、数値で裏付け

岡山大大学院医歯薬学総合研究科の玉木直文助教(予防歯科学)らの研究グループは4日までに、歯周病治療が血中の酸化ストレスを減らすことを数値で裏付けた。酸化ストレスは人体に有害な作用を及ぼすことから、歯周病治療が全身の疾患予防につながる可能性が高いとしている。

歯周病患者19人の指先から数滴の血液を採取し、専用機器で酸化ストレスを測る調査を2008年から実施。歯周病治療前と治療後1、2カ月の計3回検査した結果、治療前に平均442だった酸化ストレス数値(CARRU)は1カ月後に同333、2カ月後には同306に減少した。最も効果のあった患者は452から188(2カ月後)に変化した。

歯周病の治療効果の高い患者ほど、酸化ストレスの改善率が高いことも分かった。
(山陽新聞より)

口臭 40~50代がピーク

自分では気付きにくいが、知らないうちに他人とのコミュニケーションの障害になることもある「口臭」。東京医科歯科大病院 で口臭専門の「息さわやか外来」診療科長を務める川口陽子教授に、原因や最新の診断について聞いた。
―医学的に「口臭」とは。
「呼吸や会話の時に口から出る息が、第三者にとって不快に感じられるものと定義されます。嗅覚は主観的なものなので、同じ人が同じにおいをかいでも体調や精神状態で受け止め方は異なりますし、慣れも生じるため、自分のにおいを自分で確かめるのは難しいです。口臭があれば相手に不快感を与えて恥ずかしい思いをしたり、心に負担を感じて消極的になったりして、良好な人間関係を築くことができなくなってしまいます」
―なぜにおうのか。
「口の中の細菌が、新陳代謝ではがれた粘膜の上皮や血球の成分などを分解し、『揮発性硫黄化合物(VSC)』と呼ばれるガスをつくります。これは卵の腐ったにおいがする硫化水素、血なまぐさい、魚の腐ったにおいのメチルメルカプタン、生ごみのようなにおいのジメチルサルファイドという3種類のガスから成っており、口臭の原因によってVSCに占める割合が変わります。検査や診察で原因を特定し、必要性に応じて治療していくのがわれわれの外来です」
―どういう人が受診するのか。
「年間1500~1800人が息さわやか外来を受診しますが、口臭による障害として『話ができない』『消極的になる』を挙げる人が特に多く、『人と行動できない』『集中できない』などがこれに続きます。国の調査では、口臭に悩む人の割合は40~50代がピークで、われわれの外来受診者もほぼ同じ傾向です」
「半数以上は10年以上悩んでおり、思春期のころから60年間悩み続けたという人もいました。一方で、中高年男性の中には、自分ではまったく口臭に気付かず、家族に説得されて受診する人も少なくありません。小さな子供でも、親が気になり連れて来られるケースがあります」

医療新世紀より

野口歯科医学研が開発、口腔機能水 うがい10秒、ほぼ完全殺菌

野口歯科医学研究所(栃木県小山市)の開発した口腔機能水「パーフェクトペリオ」=写真=について、東京医科歯科大学が従来の洗口剤と比べ、虫歯菌や歯周病菌に対する高い殺菌効果があることを確認した。口腔内の虫歯菌や歯周病菌を10秒間うがいすることにより、ほぼ100%殺菌することができるという。虫歯、歯周病予防の切り札として今後注目を集めそうだ。

2005年に開発されたパーフェクトペリオは、人体への影響を最小限に抑えつつ、虫歯菌や歯周病菌を溶菌する口腔機能水。白血球と同じ殺菌成分である「次亜塩素酸」と「炭酸水素ナトリウム」が含まれた電解水により、虫歯菌や歯周病菌の周囲にあるバイオフィルム(口腔内微生物によって膜状につくられる構造体)を破壊し、菌を破裂させる仕組みで、現在は約200の歯科医院で販売されている。

従来の虫歯菌や歯周病菌の殺菌に使用していた抗生物質などの薬とは異なり、白血球と同じ殺菌成分であるため、アレルギーや副作用の問題がほとんどなく、子供や高齢者まで安全に安心して利用できるのが特徴だ。

また、虫歯や口臭の防止、歯垢(しこう)を取り除くとされる、うがい薬や洗口剤は酸性のものがほとんどで、殺菌効果があっても酸で歯を溶かしてしまうため、常用した場合、逆に虫歯になりやすいという問題があった。これに対し、パーフェクトペリオは弱アルカリ性のため、歯を溶かす心配がなく、歯への負担が少ないのも特徴の一つという。

販売価格は1リットル当たり約4000円と従来の洗口剤よりも割高だが、同研究所は今後、販売する歯科医院を増やして認知度を高めるともに、量産効果によって価格低減を進め、消費者への浸透を図る考えだ。

フジサンケイビシネスアイ  2009/7/13

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緑茶の飲用は健康な歯と歯ぐきを作る!

900人以上の男性を対象にした調査によると、緑茶を多く飲んだほうが歯周病のサインを示しにくいとの結果が出た。

健康的で美しい笑顔は美容歯科学によってのみ作られるものではなく、歯の健康と賢い栄養の選択によるものである。

近年、緑茶の減量や心臓病・がんなどに対する効果が、さまざまな調査を通じて証明されてきた。2009年3月に発表された新たな調査は、緑茶の消費量と歯周病の発生率との関係を示唆している。

この調査は「Journal of Periodontology(歯周病学)」に発表されたもので、49歳から59歳までの940人の男性の緑茶飲用習慣が比較された。習慣的に緑茶を飲むグループは緑茶を飲まないグループに比べ健康的な歯を持っていることがわかった。歯の健康の比較は、歯周病と関連があるといわれる次の3つの観点から行われた:歯ぐきからの出血、歯周ポケットの深さ、歯肉組織の留め具の欠落である。研究者は緑茶の消費量と前述の3点の減少率との間に相関関係を見出した。

研究者は、この関係性は緑茶のカテキン成分の存在に起因すると信じている。カテキン成分とは、体内の炎症を抑えることが知られている抗酸化物質である。歯周病は、歯ぐきやそれを支える骨の劣化を引き起こす、歯ぐきの継続的な炎症を特徴とする状態である。この炎症を軽減することで、緑茶のカテキン成分が健康的な歯と歯ぐきを作るのかもしれない。

研究結果としては発表されていないが、緑茶には他にも歯のためになることがある。緑茶のポリフェノール成分は、歯垢が歯のエナメル層に付着するのを抑止し、虫歯の発生を抑える。また、口内のバクテリア発生も妨げ、口臭を防ぐ。フッ化物を含む緑茶は歯を強くするのに役立つ。

The American Academy of Periodontology(アメリカ歯周病学会)は、健康な歯ぐきを保つことは健康な体をたもつために非常に重要であることを多くの研究が示唆していると保証した。「口内は体全体の状態を映し出す鏡なのだ」と、美容歯科学と歯周美容外科の分野のリーダーであるファルヌーシュ博士は言い、「緑茶は習慣的な歯磨きや歯のケアに替わるものではないが、歯周の健康を促進するための補助となるだろう」と付け加えた。

歯肉炎と心疾患に遺伝的な関連性が!

歯肉炎と心疾患に遺伝的な関連歯肉炎(歯周病)と心疾患との間に遺伝的な関連のあることが、ドイツの科学者らによって明らかにされ、ウィーンで開催された欧州人類遺伝学会(ESHG)年次集会で発表された。

歯周炎と冠動脈心疾患(CHD)に関連があることは以前から知られていたが、遺伝的な関連は確認されていなかった。今回の研究で、ドイツ、キール大学のArne Schaefer博士らは、これら2つの疾患で9番染色体に共通の遺伝的変異が認められることを明らかにした。

Schaefer氏らは、最も進行性の高い早期発症型の

歯周病患者151例と心臓発作の経験があるCHD患者1,097例を対象に、心筋梗塞と関連することが判明している9番染色体p21.3領域の遺伝子座を調べた。その結果、両方の疾患の臨床像に関連する遺伝的変異が同一であったという。

同氏らはさらに、別の歯周炎患者180例とCHD患者1,100例を対象に、この遺伝的な関連について検証した。同氏は「

歯周病とCHDが関連することから、歯科医は歯周病を非常に真剣にとらえ、早期診断・治療に努める必要がある」と述べ、喫煙や糖尿病、肥満など、歯周病とCHDの危険因子が共通していることを指摘。

また、「

歯周病とCHDに強い遺伝的な関連があることが明らかになった以上、歯周病患者は危険因子を減らし、早期に予防策をとる必要がある。今回の知見により疾患の早期診断が容易になり、今後、特有の病態生理に対する理解が進み、疾患が確実になる前の有効な治療法につながって欲しい」とも述べている。(HealthDay News 5月26日)

歯周病 早産のリスクに

歯周病 早産のリスクに 道医療大・古市教授ら研究 炎症性物質が引き金に*妊娠前からのケア必要

口の中だけの病気と思われがちな歯周病が、早産や赤ちゃんの低体重に影響しているとする研究が国内外で進んでいる。早産予防のために妊婦の歯科検診に取り組む自治体も出てきた。重い歯周病の場合、妊娠中だと治療が難しい場合もあるため、関係者は「妊娠前からのケアが大切」と呼び掛けている。(北海道新聞古川有子)

歯周病と早産の関係を指摘する研究は、1996年ごろからおもに米国や南米で報告されるようになった。国内でも、道医療大歯学部の古市保志・教授らのグループが114人の妊婦を対象に疫学調査を行い、2003年に結果を発表した。

古市教授らの調査では、歯周病など歯茎の状態が悪い妊婦28人と、そうではない妊婦86人の出産状況を比較。歯茎の状態が悪くなかった人のうち、早産だったのは9%の8人だったが、悪い人で早産だったのは13人と46%にのぼった。

なぜ歯周病が早産に関係あるのか。古市教授は「歯周病菌に感染すると、炎症性サイトカインが過剰に出されること」が原因とみる。炎症性サイトカインは炎症を促進する細胞間伝達物質で、炎症部分から血管にも入り込む。妊娠中に炎症性サイトカインの血中濃度が高くなると、それが「出産開始の合図」にもなり、陣痛や子宮筋の収縮などが起こるとみられる。

古市教授らは05年から今年4月まで、札医大病院に入院中の妊婦に歯みがき指導などを行った。これまでに約50人のデータを収集し、早産や低体重出生との関連について分析する予定だ。

02年の新生児死亡率、乳幼児死亡率が全国で最も高かった熊本県は07年度、全国でも珍しい早産予防事業を実施した。その1つが歯周病を早期に発見するための歯科検診。天草地区の妊婦720人に受けてもらい、歯石の除去や歯みがき指導などを行った。

早産の原因となる子宮内の感染症「絨毛膜羊膜炎(じゅうもうまくようまくえん)」の早期発見なども併せて行った結果、出生した720人のうち、1,500グラム未満の「極低出生体重児」は、過去5年間の平均より7割少ない2人だった。「一定の成果がでた。さらに対象人数を増やして取り組みを続けたい」(同県健康づくり推進課)

妊娠中はつわりで歯みがきができなかったり、唾液が減るなどして歯周病症状が出やすいと言われる。しかし、妊娠中は薬の服用やX線撮影を伴う重い歯周病だと、治療が難しい場合もある。

札幌市立大学看護学部の村松真澄・講師は「歯周病は、糖尿病との関連が指摘されるなど、全身にかかわる病気ということがわかってきている。妊娠前から検診や正しい歯みがきで口の中の環境を整えてほしい」と話す。

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糖尿病患者さん、もしかして歯周病ではありませんか?

日本歯周病学会とのジョイントシンポジウムが5月23日、第52回日本糖尿病学会年次集会で開催された。テーマは「見過ごされている第6番目の合併症――歯周病をめぐって――」。登壇した5人の演者らは、それぞれの立場から歯周病と糖尿病の密接な関係を解説した。そこからは、糖尿病診療に携わる医療関係者に向けて「まずは歯周病を意識すべき」という強いメッセージが発せられた

座長を務めた香川大学医学部の石田俊彦氏は、「糖尿病学会と歯周病学会が連携してこのようなシンポジウムを開催できるのは画期的なこと」と意義を強調し、シンポジウムが始まった。

最初に登壇したのは、広島大学大学院の浅野知一郎氏。浅野氏は「慢性炎症によるインスリン抵抗性の機序」と題し、炎症という視点から解明されつつあるインスリン抵抗性の機序を解説した。歯周病においては、歯肉部での感染から引き起こされる慢性的な炎症、あるいは歯周病菌の産生物が、それぞれ全身的な影響を引き起こしていると指摘。炎症による代謝異常に関連するシグナル伝達や転写因子、さらにはマクロファージの係わり合いなどを説明した。特に、マクロファージの分泌物は、インスリンによる活性化の一部を抑制することが分かっている点を強調。歯周病と糖尿病との関係を基礎医学の知見を元に概説した。

滋賀医科大学の西尾善彦氏は、糖尿病合併症に及ぼす歯周病の影響を解説した。これまでも糖尿病患者は、種々の口腔疾患、特に歯周病に罹患しやすいことが知られている。加えて、最近になって、糖尿病患者は歯周病に罹患する頻度が高まるだけでなく、歯周病になると糖尿病を発症しやすいという「逆の関係」も明らかになってきた。西尾氏は、糖尿病合併症の発症機構を整理し、その上で歯周病との関連を解いた。また、肥満や耐糖能障害の治療のために実施した高繊維、低脂肪食を使った食事介入が、減量と耐糖能改善だけでなく、歯周病の改善効果も示したとの知見も紹介した。

3番目に登壇した愛知学院大学の野口俊英氏は、「糖尿病患者に対する歯周病治療の考え方――JDCP stdyへの期待」とのテーマで講演した。野口氏は、歯周病と全身疾患との関連に焦点を当てた研究は「perodontal medicine」として進んできた経緯を解説。歯周病と糖尿病は、両疾患の病因、破壊のメカニズム、罹患率の高さ(国民の約80%は何らかのタイプの歯周病に罹患している)などから、両者は互いの病変進行に影響しあっているのではないかと考えられるようになってきていると説明した。その上で、日本糖尿病学会が進めている「JDCP study」への期待感を示した。これは、5年間で1万人規模で糖尿病患者の合併症を前向きに調査するもので、合併症の中には歯周病も含まれる。2009年1月26日現在、655施設が参加し、7647例が登録されたという。

このほか、彦根市立病院の黒江彰氏は、「糖尿病と炎症としての歯周病」と題して講演。歯周病の治療は、血糖コントロールの改善、あるいは直接、血管合併症の発症や進展を予防する可能性が示唆されるようになっていると言及した。

また、広島大学大学院医歯薬学総合研究科の西村英紀氏は、「糖尿病のリスク因子としての歯周病」のテーマで講演。歯周病は、成人の歯の喪失原因の第一位であること、生体にとって軽微な慢性炎症として影響すること、個体老化の促進につながること、などから「糖尿病に対する重要なリスク因子」とまとめた。

ディスカッションの最後に、座長の1人、大阪大学大学院歯学研究科の村上伸也氏(写真)は、「歯周病と糖尿病の密接な関係は明らか。まずは関心を持ってもらうことが大事。両者に共通のキーワードである『食』をきっかけにして、一般へ向けてメッセージを発信するのもいいのではないか」とし、「参加者のそれぞれの立場、職域で、歯周病と糖尿病の関係改善に取り組んでもらいたい」などと締めくくった。   (日経メディカルより)

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糖尿病にブラッシング 歯周病と深い関係

糖尿病と歯周病。この二つに密接なつながりがあることが、最近の研究で分かってきた。糖尿病患者は歯肉炎や歯周炎(歯周病)を起こしやすく、歯周病の糖尿病患者は血糖のコントロールが難しくなる、という悪循環だ。歯の健康は全身の健康維持に欠かせず、医師と歯科医師が連携したチーム医療が重要だという。

世界に糖尿病患者は二億四千六百万人いて、毎年新たに七百万人が糖尿病にかかっているという。日本で糖尿病が強く疑われる人は八百九十万人で、予備軍は千三百二十万人(二〇〇七年、厚生労働省調べ)。〇二年に比べて総数で五百九十万人も増えている。

糖尿病は、膵臓(すいぞう)が分泌するインスリンの量やその効果が低下して、高血糖が続く疾患。自覚症状がなく、合併症を発症して進行する。網膜症、腎症、神経障害が三大合併症。次いで、心疾患、脳卒中が続く。

そして、「第六の合併症」として注目されているのが「歯周病」。歯茎と歯を支える骨に影響し、やがて歯を失う。日本糖尿病学会は糖尿病治療ガイドの〇八年版に初めて糖尿病の合併症として歯周病を加え、相互作用があることを認めた。

「糖尿病患者は健康な人に比べて歯周病に二-三倍かかりやすい。糖尿病と歯周病の両方にかかっている患者は血糖コントロールが悪くなりやすく、心疾患や腎疾患が悪化しやすい」。四月、国際医療フォーラム「『人類の病』糖尿病と歯周病」が東京都で開かれ、ニューヨーク州立大バファロー校のロバート・J・ジェンコ名誉教授はこう報告した。

糖尿病で抵抗力が低下すると、組織を修復する力が弱まったり、炎症による組織破壊が進んだりして歯周病が悪化する。

歯周病が進んで歯を失うと、かむ機能が低下。脂肪と糖分が多く、食物繊維の少ない食事になり、糖尿病を悪化させるという。追跡調査では、歯周病の人は、過去一、二カ月前の血糖値の状態を表す「ヘモグロビン(Hb)A1c」の値が上昇していた。「歯周病で血糖コントロールが難しくなる」とジェンコ名誉教授は話す。

では、糖尿病患者が歯周病を治療するとどうなるか。サンスター歯科保健振興財団付属千里歯科診療所歯周病専門医の梶原定江さんは症例を紹介した。

通常7%未満とされるヘモグロビンA1cが、9・4%だった糖尿病患者の男性を糖尿病専門医と連携して歯周病の治療をした結果、五カ月後に7・4%に改善。その後もクリーニングなどメンテナンスを続け、今は6・1%前後。「歯周病治療で血糖コントロールもかなり改善した」(梶原さん)

日本歯周病学会理事長で日本大歯学部の伊藤公一教授は「歯周病菌がずっと糖尿病患者の口中にあると、インスリンの働きを悪くする炎症性の物質がたくさん出て血糖値が下がりにくくなる」と説明。「糖尿病をすぐ治せといっても難しい。正しいブラッシングを身に付け、細菌数を減らすことから始めては」と勧める。

米ハーバード大ジョスリン糖尿病センターのアジア・クリニック・ディレクターのウィリアム・C・シューさんは「糖尿病は非常に複雑。食生活を管理し、運動も必要、薬も飲まないといけない。だから、医師や歯科医師、栄養士など専門分野のチームが必要になる」と指摘する。

フォーラムで座長を務めた国立国際医療センター研究所の春日雅人所長は「糖尿病と歯周病はサイレントキラー。自覚症状に頼らず、年一、二回はかかりつけの医師、歯科医師に血糖値や歯の状態を診てもらう。医師は糖尿病患者を診たら歯周病がないか、歯科医師は歯周病患者を診たら糖尿病がないかをチェックし、早期発見、早期治療につなげることが重要」とアドバイスする。

(東京新聞より)

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岡山で日本歯周病学会が開催されました。歯周病の有病者へ影響報告

第52回春季日本歯周病学会の学術大会が15日、岡山市北区駅元町の岡山コンベンションセンターで始まった。16日まで。

歯科医や歯科衛生士ら約1200人が参加。「有病者・高齢者医療の中での歯周病治療の役割」をメーンテーマに、特別講演などがあった。

シンポジウム「有病者・高齢者の口腔(歯周病)治療」では、元岡山大准教授で広島大大学院医歯薬学総合研究科の西村英紀教授(健康増進歯学分野)が「糖尿病患者が歯周病にかかると、インスリンの働きを阻害して血糖が下がりづらい状況や動脈硬化を促進させるなどの悪影響を及ぼす。歯周病の診断、治療も行うべき」と提言した。

同学術大会は、春季と秋季の年2回開催。16日午後1時半からは、ハンセン病療養所の医療について学ぶ市民公開講座(参加自由)も開かれる。 (山陽新聞より)

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歯周病でエイズ発症の恐れ、日本の研究者ら発表 2009/2/13

【2月13日 AFP】歯周病が原因で口内に作り出される酪酸が、エイズウイルス(HIV)を活性化させエイズ発症につながる可能性のあることを、日本大学(Nihon University)歯学部の落合邦康(Kuniyasu Ochiai)教授が12日、明らかにした。これまでの研究では、歯周病が糖尿病や心臓疾患に関係することが分かっていたが、HIVを活性させることが判明したのは世界で初めてだという。

落合教授によると、歯周病菌は歯と体全体に危険を及ぼす。歯周病菌によって作り出される大量の酪酸は、長時間履いていた靴下のような臭いがし、HIVの増殖を抑えている「ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)」と呼ばれる酵素の一種を妨げるという。

試験管での実験では、歯周病菌および酪酸を含んだ培養液を与えると、免疫系に関わる2種類の細胞でHIVが急速に増殖することが判明したという。

落合教授は、個人の体力によるところが大きいが、HIV感染者は重症の歯周病になると(エイズを)発症する可能性があると指摘。また、HIVに感染していると気づいていない人びとも、歯周病になるとエイズを発症する恐れがあるとして、口内健康の重要性を強調した。

研究については、米専門誌「Journal of Immunology」3月号で発表される。

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